明治神宮大会が終わると、球界は一気にオフシーズンへと突入します。「高校の部」「大学の部」が同時に開催され、一枚のチケッ…

 明治神宮大会が終わると、球界は一気にオフシーズンへと突入します。「高校の部」「大学の部」が同時に開催され、一枚のチケットで両カテゴリーにおける全国トップレベルの攻防が堪能できることから、マニアには垂涎の大会です。

日が暮れると、寒風吹きすさぶ中での観戦を余儀なくされることからも、自身の野球愛を常に「試される」大会であるとも言われます。


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「明治神宮大会の優勝校は翌春のセンバツでなぜか優勝できない」


 その「高校の部」は決勝で中京大中京(東海・愛知)が健大高崎(関東・群馬)に4-3で競り勝ち、初優勝を飾りました。中京大中京といえば、春夏甲子園最多の通算133勝、同最多の優勝11度を誇る高校球界の名門です。国体も4度制しており、「初の神宮大会V」は意外に思えた人もいるかもしれません。

 この「明治神宮大会」は、来春に行われるセンバツ高校野球大会の「前哨戦」とも呼ばれています。各地区大会を勝ち上がってきた王者10校がトーナメントで雌雄を決するからです。

 しかし、こんなジンクスもあります。

 「明治神宮大会の優勝校は翌春のセンバツでなぜか優勝できない」

 明治神宮大会が現在のように、各地区大会の優勝校が出場するようになった2000年以降、神宮大会の優勝校の翌春センバツ成績は下記の通りです。

00年神宮V・東福岡→01年センバツ8強
01年神宮V・報徳学園→02年センバツV
02年神宮V・中京→03年センバツ3回戦敗退
03年神宮V・愛工大名電→04年センバツ準V
04年神宮V・柳ヶ浦→05年センバツ1回戦敗退
05年神宮V・駒大苫小牧→06年センバツ出場辞退
06年神宮V・高知→07年センバツ1回戦敗退
07年神宮V・常葉菊川→08年センバツ3回戦敗退
08年神宮V・慶応→09年センバツ1回戦敗退
09年神宮V・大垣日大→10年センバツ4強
10年神宮V・日大三→11年センバツ4強
11年神宮V・光星学院→12年センバツ準V
12年神宮V・仙台育英→13年センバツ8強
13年神宮V・沖縄尚学→14年センバツ8強
14年神宮V・仙台育英→15年センバツ2回戦敗退
15年神宮V・高松商→16年センバツ準V
16年神宮V・履正社→17年センバツ準V
17年神宮V・明徳義塾→18年センバツ3回戦敗退
18年神宮V・札幌大谷→19年センバツ2回戦敗退

2001年の報徳学園しか「秋春連覇」を成し遂げていない

 以上、19例の中で、そこそこ勝ち進むものの、卒業後に早稲田大を経て千葉ロッテ入りする大谷智久がエースを務めた2001年神宮王者の報徳学園しか、「秋春連覇」を成し遂げられていないのです。

 理由はいろいろ考えられますが、神宮大会からセンバツまでは4か月と長いブランクが空くこともその一つに挙げられます。

 神宮大会の模様はCS中継されますので、録画された各選手の映像も対戦校には出回りやすく、試合当日までには丸裸にされることもしばしばです。

 またスポーツマスコミは冬場、ネタ枯れの時期。「秋の日本一チーム」には当然、オフシーズンも取材が相次ぐため、「報道をプレッシャーではなく、力に変えていく」したたかさも求められます。2000年以前では、1997年の神宮大会を制して、そのまま1998年の春夏甲子園連覇を達成した、怪物・松坂大輔を擁する横浜がまさにそのような「加熱報道すらも味方に巻き込む」チームだったと伝えられています。

 来年、中京大中京がこのジンクスを破り、春の頂点に上り詰めることができるか、今から楽しみでなりません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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