2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

11月24日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

◯東洋大2-1中大(PSS)


[ゴール(アシスト)]

57:27 石田(猪狩、中村)


POS背番号名前
GK30岩田(社3=武修館)
GK35石川(社2=八戸工大一)
DF12福田(社2=日光明峰)
DF21川口(社4=白樺学園)
FW11所(社4=駒大苫小牧)
FW22石倉(社4=八戸工大一)
FW24石橋(社4=駒大苫小牧)
DF23武部太(社1=苫小牧工)
DF石田(社1=武修館)
FW19前田(社1=白樺学園)
FW48清水(社3=白樺学園)
FW27小堀(社2=白樺学園)
DF29中村(社4=八戸工大一)
DF33千葉(社3=駒大苫小牧)
FW14久米(社2=駒大苫小牧)
FW16武部虎(社3=苫小牧工)
FW38宮田(社1=白樺学園)
DF奇(社4=宣徳・韓国)
DF49長原(社3=白樺学園)
FW37阿部(社1=駒大苫小牧)
FW13藤原(社1=武修館)
FW20猪狩(社3=駒大苫小牧)



試合後GK岩田の元へ駆け寄るチームメイト

DF石田のゴールで同点となった

好セーブを見せたGK岩田

PSSでシュートを決めたFW久米


 関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)最終戦の相手は予選リーグで2度敗戦している中大。1−1の同点で60分を終え、オーバータイム(OT)に突入するも勝敗が決まらず、ペナルティ・ショット・アウト(PSS)となる。サドンデス方式に突入した結果、5人目で東洋大の勝利が決まった。


 いよいよ迎えたリーグ戦最終戦。試合開始直後から東洋大は積極的に攻める。先制点を取りたい東洋大だったが、2ピリ開始4分、中大にゴール裏から右側に回られると空いたところにシュートされ失点。その後何度もゴールを狙うもチャンスをものにできないまま試合は最終ピリオドへ。


 迎えた3ピリでは8分に東洋大が攻め込みゴール前は大混戦に。しかしまたもや決めきれず苦しい時間が続く。このまま終わるわけにはいかない東洋大。ついにチャンスが訪れる。試合終了まで残り3分を切った時、DF石田(社1=武修館)が自陣からパックを持ち出すとブルーライン近くからシュート。見事ゴールネットの中央を揺らし同点に追い付いた。そのまま3ピリが終わり試合は延長戦に。5分間の延長戦では互いに決めることができず勝敗はPSSへと持ち越された。


 会場に緊張が走るなか始まったPSS。お互いに1人目、2人目とシュートを外したが、3人目で中大がゴールし後がなくなった東洋大。必ず決めなければならない場面で選ばれたのはFW宮田(社1=白樺学園)だった。会場が固唾をのんで見守るなか宮田はゴールの左側へと攻めシュート。綺麗に決まりサドンデスへと持ち込んだ。その後4人目はお互いに失敗し、5人目へ。東洋大からはFW久米(社2=駒大苫小牧)が出場。左右に振りながら攻めると左から力強いシュートを打ちゴールネットを揺らした。その後GK岩田(社3=武修館)が中大のシュートを止め、見事東洋大が勝利した。何度も好セーブを見せた岩田は「勝てて良かった」と振り返った。


 リーグ戦を4位で終えた東洋大。春の大会では優勝していただけに悔しい結果となったが、「インカレにつながるリーグ戦になった」とDF川口主将(社4=白樺学園)。1カ月後には日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が始まる。鈴木監督はインカレへ向けて「精神面の成長」を課題として挙げた。残りの1カ月で練習を重ね1年で一番大きな大会のタイトルを取りに行く東洋大に期待したい。


◼︎コメント

・鈴木監督

(試合を振り返って)かなりスコアリングに苦しんだゲームだったが、内容的にはこのリーグのベストゲームと言ってもいいくらいよく走ってよく当たって東洋らしいゲームができたのではないかと思う。(MVPは)選手が選んだMVPは石田陸。陸は1年生だが攻守共にチームを引っ張って頑張ってくれている。僕は今日は岩田がよく守ってくれたと思う。選手の頑張りはもちろんだが、岩田が最後まで集中力を切らさずにプレーしてPSでも中大に勝利できたのはチームにとってとても大きなものになった。(セットの変更は)連戦だったので体力面もそうだし、そこで本当にFWは特に4つのラインを使ってエネルギーを持ってスピード重視で考えた。昨日からの敗戦もあったしもう一度リセットする意味でもセットチェンジをした。(秋リーグの総括)数字の通り波があったリーグ戦で、本当に力のある部分、そして脆い部分が明確に出たリーグだったと思うので、やはり精神的なところ、試合に向けての準備、そういうところを本当に強化していかないと常勝チームにはなれないなというのを痛感したリーグだった。(インカレまでの修正点)選手もわかっていると思うが、自分たちの力を出し切れる体と心の準備をインカレまでに整えていきたい。(インカレ優勝するために必要なこと)精神面の成長、そこが全てだと思う。(インカレへ向けて)本当にリーグは悔しい結果に終わったが、全日本選手権に出られない分早くインカレへ向けて準備ができるので、久しく取っていないタイトルで大学のホッケーの中では一番の大きなタイトルでもあるので、それに向けてもう一度リセットして準備を進めていきたいと思う。



・DF川口主将(社4=白樺学園)

今日はミーティングのときから、インカレにつながる試合でもあるし、東洋のプライドをかけた試合になるということでみんな一致団結して、やることや目標を明確にした試合だった。欲を言えば60分勝ちをしたかったけど、ここまで勝てていなかった中央さんに勝てたのは良かった。(優勝が無くなってモチベーションは)全部切り替えっていうのは難しかったけれど、そういうなかでも次の中央戦がどういった試合かっていうのをスタッフと選手で話して、今日はリーグ戦のなかではベストといってもいいくらいいいゲームがてきたかなと思う。(リーグ戦総括)正直もったいない試合もあって、勝てるところで落として自らを苦しめたり、勝てた試合でも流れの悪い試合もあった。そういう後に引きずらないで上位校と戦って勝つことができた。悪かったところを例年みたいに引きずらないで、選手とスタッフで話して練習して修正できて戦えたので、目標である優勝はできなかったけどインカレにつながるリーグ戦になった。(春の優勝から追われる立場として戦って)改めて勝ち続けることの難しさを実感したリーグ戦だった。3冠という目標は達成できないのでインカレにすべてを捧げる気持ちで残り1カ月やっていきたいと思う。(セットメンバーが変わって)上手く機能していたと思う。選手のなかでやることが明確化されていれば誰と組んでも東洋ホッケーができると思うので変わっても特に問題はない。(インカレまでの改善点)プレーで言うとニュートラルゾーンでのターンオーバーが多かったりDゾーンでコミュニケーション不足で失点したり、得点力だったり、課題はまだ全然あるので少しでも克服していいところは伸ばしてインカレに向かっていきたい。それと、試合で結構波があるのでトーナメントになるインカレでは負けてしまったら終わりなので試合の波というのも練習で無くしていきたい。(最後のインカレは)地元での開催なので気合いは入っている。チームが勝てるように守っていきたい。


・GK岩田(社3=武修館)

中大に一度も勝てていなくて、チームでここで勝ってインカレにつなげようと言っていたので勝てて良かった。(リーグ戦終えて自信になったこと、身についたこと)自信を持ってプレーすることと、60分間集中し続けること。(追われる立場として戦って)僕は前半戦は出ていなかったけど、みんなプレッシャーがあったと思う。そのプレッシャーの部分があったので法政や日大に負けるというもったいない敗戦があったと思うので、インカレではプレッシャーに負けないでチャレンジ精神をもっていけば優勝できると思う。(リーグ戦総括)常に準備が必要だと思った。水田さんがずっと出るんじゃなくて、僕や石川が争いながらやっていけばもっとキーパーもレベルアップしていけるのではないかと思う。(印象に残っている試合)明治戦。相手のキーパーが高校の先輩でずっと対戦したいと思っていて、念願がかなったので1番印象に残っている。(監督が選ぶ危なかったプレーがなかったのは)プレーヤーのおかげ。ミスなく終えれて良かった。(インカレまでの修正点)昨日も6失点と失点が多い。4チームのなかでも失点が多いと思うので、守りをしっかりすれば勝ちにつながると思う。(インカレに向けて)地元の釧路での開催ということで、プレー姿を親に見せたいが、4年生の最後の舞台ということで水田さんと一緒に頑張りたい。


・FW久米(社2=駒大苫小牧)

今日は昨日の試合の反省を生かしてプレーした。昨日の時点で優勝は無くなってしまったが、4年生が東伏見のリンクでやる最後の試合ということでみんな気合い入れて、セットも変わって心機一転東洋プレーをやろうってことで今日はそれが実行できた試合だったと思う。(勝てていなかった中大からの勝利)同点に追いついてPSで勝ちきることができたことはインカレにつながると思う。(3ピリで同点に)そのとき出ていたので興奮が止まらなくて。でも残りの時間も3分くらいあって、まだいけるんじゃないかっていうことで次の1点を取ろうってめっちゃ考えていた。(岩田選手の好守は)岩ちゃんのおかげで勝てましたね(笑)。2次リーグの終盤から岩田さんがいきなり試合慣れしていない中でも出ていてこんなに守ってくれるのはすごいありがたくて、プレーヤーもすごく感化されていた。昨日の早稲田戦で勝ちきれてあげられなくて申し訳ない気持ちもあるが、やっぱりそこはチームなので今日に修正しいこうということで頑張れた。(秋リーグを振り返って)最初のほうはゴールに向かってはいたが決めが甘くて決められなかったが、ゴールに向かい続けるうちに決まるようになってきた。でも昨日の早稲田戦と前回の中央戦は自分のせいで負けたみたいなものなので、ここから出ている身として決定力のある信頼される選手になりたい。(チームとして振り返って)3冠を目標にしていたがその夢は叶えることはできなかった。でも次のインカレに向けて良いゲームが最終戦で出来たので良かったと思う。また来年の秋リーグのモチベーションにもなったし良かったと思う。(インカレに向けて)インカレは釧路で行われて、釧路は自分にとっても悪い思い出が無いというか、すごく好きな地なので、良いプレーができるんじゃないかなと期待しながら練習していきたい。


・DF石田(社1=武修館)

リーグ戦最後の試合で自分たちが目指していた優勝はない状態だったが、最後の最後に負けて終わるのと勝って終わるのではインカレに臨む気持ちが違うということで、みんなで力を振り絞ってプレーした。昨日の試合は前に前にっていう気持ちが悪い意味で先に出てしまい、練習でやってないことをしてしまったので今日は頭を冷やしてみんなで話し合って冷静にプレーできた。内容も良く粘り強く攻めた結果勝てたので良かった。(自身のゴールシーンは)どんどんゴールにつめようと思っていた。あのコースを狙ったというよりもゴールを決めるぞっていう気持ちで入れたシュートだったので得点できて良かった。(今日のMVPに選ばれて)人一倍声を出したり相手が嫌がるプレーをチームのためにしようと思っているのでチームのみんなに選んでもらえてうれしい。(秋リーグを振り返って)波があったことが欠点。調子が良い時はみんなで力合わせてホッケーができていたと思うのでそこは良かったかなと思う。(春リーグ優勝して挑んだ秋リーグだったが)夏に1回負けたのでプレッシャーとかはなかったが、チームの作り方は少し難しかったかなと思う。(今後の課題)チームがひとつになればもっと強くなれると思うので、さらにチーム力を高めたい。(インカレへの意気込み)優勝します!それしかありません!




TEXT=𠮷留奈津 PHOTO=伊藤なぎさ、川口朋珠、沓名凛