11月23日、24日の2日にわたり、関東大学ラグビー対抗戦は早大ー慶大、明大ー帝京大の2試合が行われた。 今カードの注目は“全勝校”。22日時点では早大と明大が5試合負けなしで首位に並んでおり、早大は23日に宿敵・慶大と、明大は24日にか…

11月23日、24日の2日にわたり、関東大学ラグビー対抗戦は早大ー慶大、明大ー帝京大の2試合が行われた。

今カードの注目は“全勝校”。22日時点では早大と明大が5試合負けなしで首位に並んでおり、早大は23日に宿敵・慶大と、明大は24日にかつて大学選手権9連覇を果たした強豪校・帝京大との一戦を迎えた。

早大は前半4分、16分に幸先よくトライを決めたが、それ以降は厳しい展開が続き前半を終えて10-10の同点。悪天候によりグラウンドコンディション不良などもあった中、後半10分にSO岸岡選手が決勝点となるトライを奪い、早大が17-10で慶大に辛勝した。慶大は4敗目を喫し、22シーズンぶりとなる大学選手権不出場の可能性が高まった。

一方、RWCでも活躍したSO田村優選手の母校・明大は、1敗の帝京大と対戦。ミスなく質の高いプレーを武器に、試合開始3分で先制トライを奪った。その後は帝京大にPGで点を返されるも、前半を終えて26-3と試合の主導権を完全に握る。後半も追加点を重ね、ダブルスコアとなる40-17で快勝し、全勝優勝に弾みをつけた。

2試合の結果により、優勝の可能性は6連勝の早大と明大に絞られた。RWC効果もあり大学ラグビーでもチケット完売が相次いでいるが、12月1日の直接対決を制し無傷の“全勝優勝”を飾るのはどちらか。歴史的な大一番から目が離せない。