曇天の空のもと東京六大学対抗ロードが行田市総合公園前にて開催された。早大からは、小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)、片野陸(スポ3=長崎・鹿町工)、山本真寛(社3=青森・八戸工大第一)、河野翔輝(スポ2=奈良・榛生昇陽)、細田悠太(スポ1=…

 曇天の空のもと東京六大学対抗ロードが行田市総合公園前にて開催された。早大からは、小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)、片野陸(スポ3=長崎・鹿町工)、山本真寛(社3=青森・八戸工大第一)、河野翔輝(スポ2=奈良・榛生昇陽)、細田悠太(スポ1=鹿児島・南大隅)が出走。序盤こそ有利にレースを進めたように見えたが、中盤以降は明治大の後塵を拝することになり、小野が5位、河野が7位、片野が9位、大学対抗では3位という結果に終わった。

 今レースは2周に1度上位3名にポイントが与えられるポイントレース形式で行われた。1回目のポイント周回では細田が2位、2回目は片野が2位、小野が3位で通過し、早大は幸先の良いスタートを見せる。しかし明治大がアタックを仕掛け、7周目以降は明治大の宇佐美颯基、渡邉慶太、白尾雄大、花田凱成とそのアタックに反応した法政大の風間竜太の5名が先行。この5名で残りのポイント周回を争う形となった。メイン集団は差を縮めることのできないまま最終周回へ。最終周回では先行した5名に続いて小野が6位、河野が7位、片野が13位でのフィニッシュとなり、総合では小野が5位、河野が7位、片野が9位、大学対抗では明治大、法政大に続いての3位という結果に終わった。


先頭グループで走る片野(右)と小野(左)

 「最悪の結果でした」とレースを振り返った小野。チームとしての連携が取れておらず、個人の力でも及ばなかったため、結果として明治大に大きな遅れをとり、早大としては振るわない結果に終わってしまった。早大の目標とする全日本大学対抗選手権で勝つためには、小野だけでなく2人目、3人目の選手が力をつけていく必要がある。


最終周回を終えた小野

(記事、写真 菅沼恒輝)

結果

早大(大学対抗) 3位

小野寛斗 5位

河野翔輝 7位

片野陸 9位

山本真寛 DNF

細田悠太 DNF

コメント

小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)

――レースを振り返って

最悪でした。チームとしてまとまることができず、逆に明治大はチームとしてまとまっていました。レース前の意思の疎通ができていなかったのが敗因だと思います。

――コンディションはいかがでしたか

最後のレースなので皆そこまで良いというわけではなかったですが、それでも走れるくらいにはしてきたので悪くはなかったと思います。

――明治大の動きに対しては

最初の先頭グループに4人のっていて、僕と片野と明治大の2人いて、そのあとはどうしても早稲田が引かないといけない状況で僕しか引くことができず、足にきた段階で明治大の2人に仕掛けられたという感じでした。やることはやったのですが、1人では明治大の4人には敵わないので仕方なかったと思います。

――課題は

連携面はもちろんですが、個人個人の練習量がオフシーズンだからといって少なすぎると思います。また個人目標は立てていたのですが、チームとしての目標が定かではなかったのでそこが今回の敗因だったと思います。