勝てば秋制覇に王手をかける中大との大一番。しかし序盤から決定的なチャンスをモノにできず、第3ピリオドに大量失点を許しての敗戦。優勝からまた一歩遠のく結果となった。◆9・7〜11・24  関東学生リーグ戦(ダイドードリンコアイスア…

 勝てば秋制覇に王手をかける中大との大一番。しかし序盤から決定的なチャンスをモノにできず、第3ピリオドに大量失点を許しての敗戦。優勝からまた一歩遠のく結果となった。

◆9・7〜11・24  関東学生リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼11・23  対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 明大1{1―1、0―0、0―4}5中大○

 流れをつかみ切れなかった。第1ピリオド4分、相手FWの進行をディフェンス陣が止められず「自分がもっと集中するべきだった」(GK香田凌辰・政経3=白樺学園)と先制点を献上してしまう。しかし1ピリ終了間際には中大の猛攻を防ぎ、チャンスを得ると「セットでもぎ取った点数」(FW池田涼希・政経4=北海)とゴール前にこぼれたパックを押し込み同点に追い付く。続く第2ピリオド開始直後には池田がディフェンスを振り切り、決定的なチャンスを演出したものの得点には結びつかず。「あそこがターニングポイントになった」(池田)。

互いに決定打を得られないまま迎えた第3ピリオド。ペナルティで枚数不利のピンチを招くと左からスキを突いたシュートを叩き込まれて失点。すると「みんな気持ちが切れてしまった」(池田)。その後中大の追撃を止めることができず、立て続けに得点を許し計4失点。前回の対戦とは打って変わって大差での負けとなった。

 今試合の結果により自力での優勝は消滅したものの、早大が東洋大に勝利したことで優勝のチャンスはまだ残されている。もちろん明日24日の早大戦に勝つことは絶対条件。「このリンクでやるホッケーも残りわずか。悔いないように全力でやる」(池田)。秋の優勝を含め、残るシーズンにつなげるためにも勝利でリーグの幕を閉じたい。

[岩田純]

試合後のコメント

井原朗監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「流れがあったのに点数が取れなかったのが全てかなと思います」

磯部裕次郎主将(政経4=武修館)

――試合を振り返って。

 「試合を通してチームの雰囲気は良かったです。香田が良く頑張ってくれました。3ピリ失点してしまってから崩れたのが原因かなと思います。とても悔しいです。優勝の望みがなくなったわけではないので、明日の早稲田にしっかり勝って、秋リーグを締めたいです」

池田

――決定的なシーンは何度もありました。

 「前回の試合では同じキーパーに3点を決めて、その印象がどうしても頭にあって。同じことをしても入らないと思って逆を突こうとしたらそれが裏目に出てしまいました。自分の考えすぎが良くなかったです」

香田

――優勝は明日の持ち越しとなりました。

 「明日全てを出すしかないです。今日はできなかったので。ディフェンス陣としっかりコミュニケーションを取っていきます」