20日、明治神宮野球大会は高校・大学の部ともに決勝が行われた。対戦カードは高校の部が健大高崎高ー中京大中京高、大学の部が慶大ー関大。 高校の部は、どちらが勝っても初優勝という顔ぶれ。初回に中京大中京高が1点を先制した直後に健大高崎高が2点…

20日、明治神宮野球大会は高校・大学の部ともに決勝が行われた。対戦カードは高校の部が健大高崎高ー中京大中京高、大学の部が慶大ー関大。

高校の部は、どちらが勝っても初優勝という顔ぶれ。初回に中京大中京高が1点を先制した直後に健大高崎高が2点を奪い逆転、さらに3回には中京大中京高が再逆転と、序盤から点の取り合いとなった。しかし、5回以降は両校の投手が決勝の舞台にふさわしい好投を見せ、スコアボードに0を並べていく。最後は大会3試合で無失策と堅守を見せた中京大中京高が接戦を制し、4-3で勝利。同校の卒業生で先日世界一に輝いた侍ジャパン・稲葉篤紀監督に負けじと、後輩たちが新たな歴史に名を刻んだ。また、この結果により東海地区に来春センバツの「神宮大会出場枠」が付与されることになった。

大学の部の決勝には19年ぶりの優勝を目指す慶大と、47年ぶりの決勝進出を果たした関大が登場。慶大は初回から中日ドラゴンズ4位指名・郡司裕也主将の2点本塁打で先制すると、投げてはエース・高橋佑樹投手が7回まで1人の走者も許さない気迫のピッチングを見せる。郡司は8回にも走者一掃の2点適時打を放ち、この日4打点。投打のヒーローの活躍で、慶大が8-0で大学東西対決に勝利した。なお、今大会をもって慶大・大久保秀昭監督は勇退。大久保監督、そして4年生部員にとって有終の美を飾る1勝となった。

【試合結果】
高校の部
健大高崎高 3-4 中京大中京高

大学の部
慶大 8-0 関大