ついに開幕した決勝リーグ初戦は今季2敗を喫している東洋大。何としても勝ち星を挙げたいところだったが、第2ピリオドに勝ち越しを許すと、突破口を開けず。手痛い敗戦となった。◆9・7〜11・24  関東学生リーグ戦(ダイドードリンコア…

 ついに開幕した決勝リーグ初戦は今季2敗を喫している東洋大。何としても勝ち星を挙げたいところだったが、第2ピリオドに勝ち越しを許すと、突破口を開けず。手痛い敗戦となった。

◆9・7〜11・24  関東学生リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼11・17  対東洋大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 明大2{1―2、1―2、0―2}6東洋大○

 試合は序盤から互いに一歩も譲らずに攻守交代が多発。均衡が破れたのが第1ピリオド15分。FW佐久間雄大(政経2=白樺学園)がパックを奪うとそのまま敵陣に上がり得点のチャンスを演出。「先に決めて勢いを殺す」(佐久間)。最後はDF三浦大輝(法2=駒大苫小牧)のアシストから佐久間が決め先制点を獲得。しかしその2分後、ペナルティーからピンチを招き、右側の空いたスペースからシュートを打ち込まれ失点を許す。さらにその直後にも右から逆転のミドルシュートを決められてしまう。

 

 続く第2ピリオド開始直後、ゴール前でパスを受けたFW吉岡莉央(文2=武相)がネットに押し込み同点弾。そのまま流れを引き寄せたいところだったが、14分にカウンターからシュートを打ち込まれ勝ち越しを許す。さらに第2ピリオド終了間際にもフリーからゴールを決められて2―4。「2ピリでうちが点を取れなかったのが全て」(井原朗監督)。第3ピリオドは互いにデッドヒートを繰り広げ、一時は乱闘騒ぎにも発展。しかし最後まで東洋大のペースを崩すことができずに無念の敗戦を喫した。

 もう負けは許されない。残る決勝リーグは中大戦と早大戦を残すのみ。「優勝がなくなったわけではない」(磯部裕次郎主将・政経4=武修館)。残る2戦を勝ち切り、最後は笑顔でリーグ戦を終えたい。

[岩田純]

試合後のコメント

井原監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「3回負けた中で一番良かったかなと思います。勝ちたい、点数を取りたいというのが見えた試合でした」

磯部

――東洋大はハードに当たってくる相手でした。

 「ちょっとひよっている部分はあるかもしれません。学生スポーツなので気持ちの面で負けると勝てないです。今日の試合に関しては気持ちも入っていて良かったと思うのですが、まだまだ足りないです」

池田涼希(政経4=北海)

――残りの2試合はどのように戦っていきたいですか。

 「最近の2試合は得点に絡めていないので、あと1週間良い準備をして、背中で引っ張れるようなプレーをして、絶対に優勝に導きたいと思います。

佐久間

――点を取られた後の速攻にやられていました。

 「明治の悪いところですけど、得点した後の次のシフトで失点をすることが目立ちます。それで流れが一気に戻ってしまって、自分たちが流れをつかめていないのでそこは反省するべきです」