写真=Getty Images ニックスファンから受けた口撃ニックスがホームにマーベリックスを迎えた一戦。同点で迎えた残り13秒、ステップバックの3ポイントシュートを沈め、最後のポゼッションでもルカ・ドンチッチへのパスをカットしたマーカス・…

写真=Getty Images 

ニックスファンから受けた口撃

ニックスがホームにマーベリックスを迎えた一戦。同点で迎えた残り13秒、ステップバックの3ポイントシュートを沈め、最後のポゼッションでもルカ・ドンチッチへのパスをカットしたマーカス・モリスの活躍もあり、ニックスが106-103で勝利し、3勝目を挙げた。

両チームは昨シーズン途中に大規模なトレードを行った間柄。ニックスはクリスタプス・ポルジンギス、ティム・ハーダウェイJr.、トレイ・バーク、コートニー・リーと交換で、マブスからディアンドレ・ジョーダン、ウェスリー・マシューズ、デニス・スミスJr.、将来のドラフト1巡目指名権2枠を獲得した。

なかでも、ニックスで4シーズン過ごし、フランチャイズプレーヤーとしても期待されたポルジンギスの移籍はファンに衝撃を与えた。

そして、この試合でポルジンギスは古巣凱旋を果たしたが、マディソン・スクエアガーデンの熱烈なファンは彼を『功労者』ではなく、単なる敵とみなしブーイングを浴びせた。

試合後、ブーイングについて聞かれたポルジンギスは「影響があったとは言わない」と答えた。「もちろん聞こえたよ、かなりうるさかったしね。 でも、外で何が起こっているのかについて考えないようにして、試合に集中し続けたよ」

試合序盤、ポルジンギスはボールを持つたびにブーイングを受け、最初の4本のシュートをすべて外した。それでも、その後は本来の力を発揮し、20得点11リバウンド3ブロックを記録し接戦を演じた。

また、ポルジンギスはハーフタイムに間違えてホームのロッカールームへと戻ろうとしたシーンもあった。慣れ親しんだ元ホームのため、身体がそう反応してしまったのだろう。

ポルジンギスにとっては格下に敗れ、ブーイングも浴びる苦い凱旋となった。それでも、これで後ろを振り返ることはなくなり、マブスのために粉骨砕身プレーしていくはずだ。