今年で第6回目の開催となる『Legend Tokyo』が8月12日、13日、14日に舞浜アンフィシアターにて開催された。通称〝レジェンド〟と呼ばれるこの大会は、ダンスをより多くの人々に楽しんでもらうため、魅せる達人〝コレオグラファー(振付師…

今年で第6回目の開催となる『Legend Tokyo』が8月12日、13日、14日に舞浜アンフィシアターにて開催された。
通称〝レジェンド〟と呼ばれるこの大会は、ダンスをより多くの人々に楽しんでもらうため、魅せる達人〝コレオグラファー(振付師)〟の能力に着目し、ダンスのショーエンタメ作品として、誰もが観て楽しめる作品かどうかを競う、世界でも唯一、そして最大級のダンスコンテスト。
各コレオグラファーは、作品の世界観や構成を魅せるために、15名以上の出演者を参加させ、1つの作品を創り上げている。
今年は初の試みとして学生コレオグラファー部門が設けられ、次世代を担うフレッシュなコレオグラファー達が集結し、熱いバトルが繰り広げられた。

この大会では、エンタメ、芸術分野を代表する重鎮たちが審査をし、活躍したコレオグラファーたちは様々な業界で活躍するチャンスを掴むことができるというコンペティション要素が強いことも特徴。
今年も審査員長の演出家・小池修一郎氏をはじめ、各業界でのキーパーソンが審査員として登場した。
前回覇者であるSeishiroが演出を手掛けた大会のオープニングでは、ダンサーや新体操パフォーマンスで有名なBLUE TOKYOらを率いて、挑戦者であるコレオグラファーたちを荘厳な演出と洗練された独特のダンスで紹介した。
そして大会本編がはじまると、一糸乱れぬ大人数のダンスや複雑につくり込まれた構成が、巨大なステージセットとド派手な照明のなかで披露されていく。扱うテーマやダンスのジャンル、演出の方法なども様々で、巧みにステージに引き込んでいく22作品が観客を楽しませた。

表彰式では、各審査員が独自の視点で選出する「審査員賞」が次々と発表されていき、「最優秀作品賞」にはENcounter ENgravers(エンカウンター エングレイバーズ)がコールされた。彼らの作品は〝オノマトペ〟をテーマに、様々な擬音を自分たちの声でサンプリングしたオリジナル楽曲にのせて、独特のヒップホップダンスで日常生活を表現したもの。圧倒的な審査ポイントを獲得し、6代目〝レジェンド〟に輝いた。
初開催となった学生コレオグラファー部門では、関西学院大学のダンスサークルsuper★NOVAが、プロ顔負けのダンス作品で初代〝ユース・レジェンド〟となるなど、コレオグラフ・シーンの急速な進化や拡大、新時代の到来を感じさせる大会となった。
来年は8月19日、20日の2日間、東京国際フォーラム ホールAでの開催が予定されている!