現在行われている年間上位8名によるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)。この大会に、ジュニア世界ランキング3位で16歳の望月慎太郎が出場選手のヒッティングパートナーとし…

現在行われている年間上位8名によるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)。この大会に、ジュニア世界ランキング3位で16歳の望月慎太郎が出場選手のヒッティングパートナーとして参加。望月が自身のTwitterに、ロジャー・フェデラー(スイス)とセンターコートで練習している動画を公開している。

望月は今年の「全仏オープン」ジュニアの部で、錦織圭(日本/日清食品)のジュニア時代最高成績を上回るベスト4に進出。すると「ウィンブルドン」ジュニアの部で、日本人男子初となる優勝、さらにジュニア世界ランキング1位という快挙を達成した。錦織も以前「将来が楽しみ。パワーに頼らず、いろんな方面からプレーできる。どう育っていくか、僕も楽しみ」と話す逸材だ。

投稿した動画は、グループ「ビヨン・ボルグ」第1戦でフェデラーがドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する前に行った練習のもの。ユーザーからは「将来が楽しみです」「すごいですよ。ほんといい経験。次に生かしてこの場所へ選手として戻ってきてください」といったコメントが寄せられている。

また合わせてTennis TVが望月にインタビューをしており、望月は「ロンドンに戻ってこれて嬉しい。ここで行われた"ウィンブルドン"で勝ったんだ。ロジャーとの練習は信じられないような経験。ディレクターが僕に『ロジャーと練習したい?』と言ってきた時は驚いた。とても嬉しくて準備したよ」と語っている。

「自分も将来ここでプレーしたい」とも話している望月が、今回の経験を経て更に成長し、いつかツアー最終戦に出場することが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」ジュニアの部での望月慎太郎

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)