男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は1日、シングルス準々決勝が行われ、2連覇中だった第2シードで世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)が敗れ、3連覇の夢はついえることとなっ…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は1日、シングルス準々決勝が行われ、2連覇中だった第2シードで世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)が敗れ、3連覇の夢はついえることとなった。また、仮に第3シードとして出場している同4位のD・メドベージェフが準々決勝に勝利した場合、アルカラスの約2年ぶりトップ3陥落が確定する。
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20歳のアルカラスは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で2連覇を達成しツアー通算13勝目を飾った。しかし、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準々決勝敗退となるとロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)、そして2連覇中だったバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)を右前腕の負傷により欠場した。
不安の残るなか出場した今大会だったが、初戦の2回戦で世界ランク59位のA・シェフチェンコ(カザフスタン)、3回戦で同63位のT・セイボスワイルド(ブラジル)、4回戦で第23シードのJ・シュトルフ(ドイツ)を下し8強入り。3連覇まで残り3勝としたものの準々決勝で第7シードのA・ルブレフに逆転で敗れ、大会を後にした。
この結果、メドベージェフに世界ランク3位浮上のチャンスが回ってきた。2日に行われる準々決勝で第30シードのJ・レヘチカ(チェコ)を下した場合、アルカラスを上回り大会後の世界ランキング更新で3位に浮上することが確定する。
なお、アルカラスのトップ3陥落が決定した場合、2022年8月29日付の世界ランキング以来 約1年9か月ぶりとなる。当時は全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝を飾り、男子選手で史上最年少の世界ランク1位という快挙を達成していた。
【1日時点でのATPシングルスライブランキング上位4選手】
1位 N・ジョコビッチ(セルビア) 9,990ポイント
2位 J・シナー(イタリア) 8,860ポイント
3位 アルカラス 7,345ポイント
4位 メドベージェフ 7,195ポイント(優勝した場合は7,995ポイント)
また、2位につけるシナーは優勝すれば1位のジョコビッチに375ポイント差に迫るチャンスがあったものの負傷により準々決勝を戦わずして棄権を表明した。
なお、翌週の8日に開幕するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)では昨年優勝したメドベージェフは1,000ポイントの防衛に挑む。そのほか、ジョコビッチは180ポイント、シナーは90ポイント、アルカラスは45ポイントを守ることとなる。

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