野球評論家の張本勲氏が30日、打撃で好成績を記録している大谷翔平投手へ「あっぱれ」と出した。■始球式で“対戦”した二刀流を絶賛、「今でも投手一本でやってもらいたいけど…」 野球評論家の張本勲氏が30日、打撃で好成績を記録している大谷翔平投手…

野球評論家の張本勲氏が30日、打撃で好成績を記録している大谷翔平投手へ「あっぱれ」と出した。

■始球式で“対戦”した二刀流を絶賛、「今でも投手一本でやってもらいたいけど…」

 野球評論家の張本勲氏が30日、打撃で好成績を記録している大谷翔平投手へ「あっぱれ」と出した。

 この日は東京ドームで行われた日本ハム-楽天戦で始球式を務めた。打者は大谷翔平投手。山なりのワンバウンドするスローボール。「4、5回やったけど、1球もノーバウンドで届かない。情けないな。元プロ野球選手なのに」と嘆いたが、イベント後は打者として打率3割4分、20本塁打、52打点をマークしている二刀流を絶賛した。

「誰が教えてたか分からないけど、よくなったね。今でも投手一本でやってもらいたいんだけどね。今の打ち方を見たら、(投打どちらで使うか)迷うわな。去年は全然ダメだったけど。うまく教えたね」

■「誰が教えたか分からないけど、今年の打撃は本当にいいよ」

 今季はオールスターのホームランダービーで初出場初優勝。シーズンでは14年にマークした10本塁打を大きく更新する20本塁打を放っている。現役時代に3085安打、504本塁打を記録した張本氏はホームランアーチストとして太鼓判を押した。

「真ん中より左の方が打球が多いもんね。遠心力が大きいから、思ったより遠くに飛ぶんだよ。本当に典型的なホームランバッターの打球の飛び方。ライナー性でないから。誰が教えたか分からないけど、今年の打撃は本当にいいよ」

 以前から大谷を投手として高く評価しているが、打撃でも認めさせた大谷。その進化はとどまることを知らない。