21歳以下のトップ8によるツアー最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/11月5日~9日/室内ハードコート)男子シングルス決勝で、世界95位のヤニク・シンネル(イタリア)が世界18位のアレックス・デミノー(オーストラリア)を4‐2、4‐1、4‐2で破り、初優勝を飾った。

シンネルは今年8月に18歳になったばかりの新星。2019年1月7日付け世界ランキングでは553位、ATPツアーの一つ下のチャレンジャー大会どころか、もう一つ下のカテゴリの大会を主戦場にしていた選手だった。それが2月のチャレンジャー大会で優勝し300位台へ、4月にもチャレンジャー大会で準優勝し200位台へ、7月末からのチャレンジャー大会で優勝し150位以内へと、どんどん成長していった。

そして10月の「ATP250 アントワープ」では、当時世界13位のガエル・モンフィス(フランス)を破るなどしてベスト4へ進出。10月末にはついにトップ100を切っていた。

そして今大会では世界47位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)、世界74位のミカエル・イーメル(スウェーデン)を破り準優勝へ進出。準決勝で世界60位のミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、決勝で昨年準優勝者のデミノーを下し、18歳ながら優勝を飾った。

ATP(男子プロテニス協会)によると、優勝したシンネルは「言葉がないよ」「信じられない1週間だった。今聞こえるように観客の声援がすごくて。とてもハッピーだ。ワイルドカード(主催者推薦枠)がなければここにいることができなかったのでみんなに感謝している。来年も戻って来たい」と、地元への感謝を述べている。

シンネルはこれまでのキャリア通算での獲得賞金額は274,470ドル(約3,000万円)だったが、今大会の優勝だけで372,000ドル(約4,000万円)を獲得した。

(テニスデイリー編集部)

※為替レートは2019年11月10日時点

※写真は「Next Gen ATPファイナルズ」でのシンネル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)