9日から開催されている東都大学野球リーグ入れ替え戦は、1部最下位・駒澤大と2部優勝・拓殖大が対戦した。 一回戦では駒澤大が1点を追う3回に3番・若林選手の適時打などで2点を奪い逆転に成功。投げては先発のルーキー・福山投手の後を4回から救援…

9日から開催されている東都大学野球リーグ入れ替え戦は、1部最下位・駒澤大と2部優勝・拓殖大が対戦した。

一回戦では駒澤大が1点を追う3回に3番・若林選手の適時打などで2点を奪い逆転に成功。投げては先発のルーキー・福山投手の後を4回から救援した竹本投手が6回無失点と好投し3-1で勝利した。

1部所属の意地を見せたい駒澤大は、二回戦先発のマウンドに4年生・上野投手を送り込む。進学直後から右肩痛に悩まされ、4年生の秋にリーグ戦初勝利を挙げた苦労人だ。上野は緩急自在の投球で拓殖大打線を翻ろうし、わずか1安打で完封勝利。4回5回に挙げた2点を駒澤大が守り切り、2季連続で入れ替え戦に臨んだ駒澤大が2連勝で1部残留を決めた。敗れた拓殖大は、自慢の打線が駒澤大投手陣を打ち崩すことができなかった。

【試合結果】
11/9(土)
駒澤大 3-1 拓殖大

11/10(日)
拓殖大 0-2 駒澤大

【この選手に注目】
二回戦に先発した駒澤大4年生・上野翔太郎投手。上野といえば中京大中京高3年の時、エース兼主将としてチームをベスト16に導いた、夏の甲子園を思い出す方も多いだろう。当時、中学時代のチームメート・鈴木大智選手が所属していた関東一高との対戦も話題となったが、大学では鈴木と再び同じチームに所属。今季主将に就任した鈴木を副将として支え、1部残留という“置き土産”を後輩たちに託した。