東都大学野球リーグは9日、1部2部入れ替え戦が行われる。対戦カードは1部最下位・駒澤大ー2部優勝・拓殖大。2部以下に降格すれば、“大学野球の聖地”明治神宮球場でプレーできない。東都の入れ替え戦は毎回し烈な争いが繰り広げられるが、その中でも特…

東都大学野球リーグは9日、1部2部入れ替え戦が行われる。対戦カードは1部最下位・駒澤大ー2部優勝・拓殖大。2部以下に降格すれば、“大学野球の聖地”明治神宮球場でプレーできない。東都の入れ替え戦は毎回し烈な争いが繰り広げられるが、その中でも特に1部2部入れ替え戦は「天国と地獄の分かれ目」と称されることもある。

大島洋平選手(現・中日ドラゴンズ)、今永昇太投手(現・横浜DeNAベイスターズ)ら、数々のプロ野球選手を輩出してきた強豪校が苦しんでいる。駒澤大は専修大と対戦した今春に続く入れ替え戦に臨む。秋季リーグを終えて4勝9敗勝ち点1と低迷したが、平野英丸副将が三塁手としてベストナインに初めて選ばれるなど、力のある選手も少なくない。1部優勝回数27回を誇る伝統校は、再び残留し来季に向けて再起を図ることはできるのか。

対する拓殖大は、今季2013年春以来となる2部リーグ優勝を果たした。チームを率いるのは内田俊雄監督。亜細亜大学で26年間監督を務め、"東都の名将”ともいわれる。秋季リーグは2位・青山学院大と最後まで優勝を争い、最終週で夢だった明治神宮球場への切符をつかんだ。2015年春季以来の1部リーグに向けた、名将の采配にも注目だ。