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機能しないオフェンス、ブラッドリー・ビールが孤立

ウィザーズはホームにティンバーウルブズを迎えた。ウルブズは大黒柱のカール・アンソニー・タウンズが前の試合で乱闘騒ぎを起こして出場停止。勝機は十分にあるかと思われたが、実際は第4クォーターを待たずに決着がつき、内容的にも収穫のない完敗となった。

ブラッドリー・ビールのレイアップがブロックされ、弾き出されたボールが八村の目の前へ。これを拾った八村は飛び込んで来るディフェンスをフェイクで冷静にかわし、ミドルジャンパーを決める。ただ、八村にとってはこれが前半唯一の得点に。ビールが崩したタイミングで八村が空くチャンスを確実に決める形で得点を重ねてきたが、この試合ではそんなシーンが作れない。ウルブズのディフェンスは八村から片時も目を離さず、シュートチャンスを与えなかった。

八村に対してだけでなく、ウルブズはセンターのトーマス・ブライアントにも常にプレッシャーを掛けてミスを誘う。こうしてビールを孤立させる一方で、自分たちはボールをシェアして効率の良いバスケットを展開した。

試合開始から約8分半で八村はベンチに下がるが、この時点で16-30と14点差。ここからウィザーズはセカンドユニットが奮起し、アイザイア・トーマスの得点ラッシュで10点差まで詰めるが、その勢いも長くは続かない。結局はビールの個人技中心、効率の良いウルブズが上回る展開となり、56-70で前半を終えた。

後半、ドライブで仕掛けたビールの動きを自分をマークするロバート・コビントンが注視した瞬間、裏のスペースを突いてパスを呼び込んだ八村がダンクを決める。ただ、これも単発。ボールが回らず、ビールのドライブもチームメートの連動した動きへと繋がらない。八村もコーナーで待つばかりで、ボールに触れる機会自体がこれまでに比べると極端に少なかった。

すべてはウルブズの注文通り。第3クォーター残り5分、65-89の場面で八村が交代となり、しばらく後にはビールもベンチも下げて終戦。109-131の大敗で通算成績を1勝5敗とした。

ビールは30得点を記録したが、残るスタメンの4人が合計で17得点と振るわず。フリースローの数でもビールが13本を得た一方で、八村とスミスがゼロ、ブライアントが2、アイザック・ボンガが4と伸びず、ビール以外の選手によるアタックが絶対的に足りなかったことを示している。

収穫を挙げるとすればアイザイア・トーマスが19分間の出場で16得点7アシストと復活を予感させるプレーを見せたこと。ただ、個人のスタッツよりチームとしての機能不全をどう改善するかがウィザーズには問われる。ウルブズとのチームの完成度の差を見せ付けられた大敗は心理的ダメージも大きいが、現地5日のピストンズとのホームゲーム戦では、地元ファンに勝利をプレゼントしたいところだ。