「ラグビーW杯・決勝、イングランド-南アフリカ」(2日、横浜・日産スタジアム)9月20日に開幕したラグビーW杯日本大会もついにフィナーレを迎えた。決勝は、南アフリカ(世界ランク3位)がイングランド(世界ランク1位)を32-12で破り、200…

「ラグビーW杯・決勝、イングランド-南アフリカ」(2日、横浜・日産スタジアム)

9月20日に開幕したラグビーW杯日本大会もついにフィナーレを迎えた。

決勝は、南アフリカ(世界ランク3位)がイングランド(世界ランク1位)を32-12で破り、2007年以来3大会ぶり3回目の優勝を飾った。

試合は前半9分、南アフリカがゴール正面でPGを得ると、SOポラードがしっかりと決めて3点を先制。

対するイングランドは、20分にペナルティを誘い、敵陣22メートルでのPGをCTBファレルが成功させ、3-3と試合を振り出しに戻した。

その後PGを1本ずつ決め迎えた38分、南アフリカSOポラードが約50メートルのPGを決め、勝ち越し。さらに前半最後のプレーで再びポラードがPGを決めて、12-6南アフリカリードで前半を折り返した。

後半に入っても先に得点をあげたのは南アフリカ。開始早々、ポラードがこの日5本目となるPGを決め15-6とした。

イングランドも反撃。後半11分にCTBファレルのおPGで15-9、再び6点差とする。その後もお互いPGで得点を重ねる一進一退の攻防が続く。

すると後半26分、南アフリカはWTBマピンピのショートパントキックで相手を1枚かわすと、CTBアムを経由して最後はマピンピがこの試合の初トライ。コンバージョンも成功。さらに後半33分にもトライを決めて勝負は決した。

南アフリカは2007年大会以来、3大会ぶり3回目の頂点に輝いた。前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ監督率いるイングランドは2003年以来2度目の頂点を狙ったがあと一歩及ばなかった。