現地30日。「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月28日~11月3日/室内ハードコート)大会3日目の男子シングルス2回戦で、世界23位のブノワ・ペール(フランス)は世界13位のガエル・モンフィス(フランス)に4-6、6(4)-7のストレートで敗れた。しかしペールは2球連続で股抜きショットを繰り出すなど、地元の観客を大興奮させ試合を盛り上げた。

ペールはプレーにムラがあり、ラケット破壊で罰金を科されることも度々あるが、股抜きショットや絶妙なドロップショットで観客を楽しませるトリッキーな選手。

母国で行われた今大会、同じくフランス出身のモンフィスが相手の今回の試合でも、観客が予想もできないプレーを披露し沸かせた。

その場面は第2セット第12ゲームでのこと。ペールはサーブ・アンド・ボレーを試みるが、モンフィスから足元付近への見事なリターンが返ってくる。難しい位置に落とされたものの、ペールは持ち前の繊細なタッチで返球し、観客をどよめかせた。

しかしこれで終わりではない。モンフィスがペールの頭を越える絶妙なロブをさらに返すと、ペールはネットに背をむけて追いかけ、お得意の股抜きショットで対抗する。モンフィスはさらに追い打ちで、ボレー。するとペールは充分追いつき、余裕があったにもかかわらず、またも股抜きショットを繰り出した。

意表を突く2球連続の股抜きショットでタイミングをずらされたモンフィスは、これを返すことができずペールのポイントに。モンフィスもこのトリッキーなプレーには大笑いで拍手を送り、試合中ながら握手とハグを交わした。観客も地元選手同士のギリギリの攻防に大興奮だった。

この様子はTennis TVの公式Twitterでも動画で投稿されており、同じくトリッキーなプレーを得意とするニック・キリオス(オーストラリア)と比較して「キリオスより才能ある」といったコメントや、「彼はショーマンだ」といったコメントが寄せられている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」でのペール(左)とモンフィス(右)

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)