29日、東都大学野球1部リーグは全日程が終了した。 今季もっとも大きなニュースといえば、やはり中央大のリーグ優勝だろう。中央大が栄冠に輝いたのは、亀井義之選手(現・読売ジャイアンツ)が主将を務めた2004年以来15年ぶり25度目のことだ。…

29日、東都大学野球1部リーグは全日程が終了した。

今季もっとも大きなニュースといえば、やはり中央大のリーグ優勝だろう。中央大が栄冠に輝いたのは、亀井義之選手(現・読売ジャイアンツ)が主将を務めた2004年以来15年ぶり25度目のことだ。惜しくも全勝優勝とはならなかったが、全大学から勝ち点を奪取し、1972年以来の完全優勝も達成。これにより、11月15日から開催される第50回明治神宮野球大会に東都代表として出場することも決定した。優勝に大きく貢献し、大学日本代表の4番も務めた3年生・牧秀悟選手は、来年のドラフト上位候補選手として注目が集まっている。

また、10月17日のプロ野球ドラフト会議では、東洋大・佐藤都志也主将が千葉ロッテマリーンズから2位指名を受けた。聖光学院高3年時のドラフトでは指名されず悔しい思いをしたが、「大学No.1捕手」との呼び声も高く、即戦力として活躍が期待される。

しかし、「戦国東都」の厳しい戦いはここからだ。春季に続いて2季連続の1部リーグ最下位に終わった駒澤大は、2部リーグ優勝校・拓殖大との入れ替え戦に臨まなければならない。天国と地獄の分かれ目で笑うのはどちらか、東都の秋はまだまだ続いていく。

【1部リーグ最終順位】
1位 中央大
2位 亜細亜大
3位 國學院大
4位 立正大
5位 東洋大
6位 駒澤大