全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)の最終日が行われた。ランク入りを果たしたのは、ダブルスで準優勝の活躍を見せた龍崎東寅(商3=帝京)と沼村斉弥(商2=野田学園)の2人。沼村は初のランク入りで明大勢最高の3位に輝いた。◆10・24~2…

 全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)の最終日が行われた。ランク入りを果たしたのは、ダブルスで準優勝の活躍を見せた龍崎東寅(商3=帝京)と沼村斉弥(商2=野田学園)の2人。沼村は初のランク入りで明大勢最高の3位に輝いた。

◆10・24~27 全日本大学総合選手権・個人の部(島津アリーナ)

▼男子シングルス

 沼村――3位

 龍崎――ベスト16

 決して楽な試合ではなかった。龍崎、沼村がタブルス準優勝を決め、優勝を懸けランク決定戦に挑んだ。沼村は6回戦目で川上(早大)と対戦。リーグ戦で対戦経験のある相手でもあり「何度も対戦したことがあるからなれていた」。その言葉通り、出だしから6連続得点を挙げ、11-3の大差で第1ゲームをものにする。しかし、ゲームカウント2-0で迎えた第3、4ゲーム目はジュースにもつれ込む大接戦に。惜しくも粘り切れず2ゲームを失った。それでも、焦らず最終ゲームは得意のレシーブからのチキータで猛攻し、11-2で相手を圧倒。「沼村の安定感というのが発揮された試合だった」(髙山幸信監督)。4-3でベスト4入りを決めた。

 続く準決勝では、一度も勝ったことのない木造(愛工大)と対戦し、実力の差を痛感。歯が立たず、4-1で敗北を喫した。目標であった優勝には手が届かなかったものの「上位に入れてうれしい」。自身初のランク入りに喜びをあらわにした。

 このままでは終われない。龍崎は「優勝できなくて悔しかった」と肩を落とした。ランク入りの2人には全日本学生選抜選手権が控えている。今大会の雪辱を果たすには絶好の機会だ。「しっかり練習して上位に入賞したい」(沼村)。次こそ頂点へと上り詰めてみせる。

[長谷川璃月]

試合後のコメント

髙山監督

――今大会の総括お願いします。

 「龍崎と沼村しかランクインできなかったのは残念ですが、普段からの授業と練習の兼ね合い、取り組み方は他の大学にも負けてないと思っています。頑張っても勝てない時も必ずあるので、そこで腐らず続けて頑張っていくしかないと思います」

龍崎

――今大会を振り返っていかがですか。

 「やはりダブルスも決勝まで行って試合数も多かったので疲れていて、体力的にも限界だったので、自分のベストコンディションでしっかり挑めなかったです。やり切れていない感があります」

沼村

――シングルス、ダブルスともに好成績です。

 「大会前も上位を狙って練習を頑張ってきたので上位に入れて嬉しいのですが、優勝できなかったので悔しかったです」

――次の目標を教えてください。

 「全日本学生選抜選手権と冬に全日本選手権があるので、そこに向けてしっかり練習頑張って、選抜も全日本も上位に入賞できるように頑張ります」