まさかの結果が待ち受けていた。今試合の相手はここまで全敗の慶大。危なげなく白星を挙げたかったが、PSS(ペナルティーショットシュートアウト)戦までもつれ1―2で敗戦した。◆9・7~11・24 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリー…

 まさかの結果が待ち受けていた。今試合の相手はここまで全敗の慶大。危なげなく白星を挙げたかったが、PSS(ペナルティーショットシュートアウト)戦までもつれ1―2で敗戦した。

◆9・7~11・24 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・26 対慶大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 明大1{0―1、1―0、0―0、0-1}2慶大〇

 予想だにしない展開だった。1―1で迎えた第3ピリオド。「焦りが出ていた」(FW池田涼希・政経4=北海)。格下相手になかなか点を取れない状況への動揺からか、26本のシュートを放つも枠を捉えることはできず、PSSの延長戦へ進んだ。

 不運な判定に見舞われた。両者ともに得点が決まらない中、3巡目にエース・池田が登場。「相手キーパーにスティックを投げられた」。本来ならスロースティックの反則行為。しかし審判の笛は鳴らず、パックを取りこぼした池田はゴールを決め切れなかった。GK磯部裕次郎主将(政経4=武修館)が抗議するも判定は覆ることはなく、その後慶大に得点され、今リーグ2敗目を喫した。

 3カ月に渡る長いリーグ戦。良いときもあれば悪いときもある。2巡目に入り、疲労からか徐々に点数が決まらなくなってきた。しかし言い訳などしている暇はない。強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い。現在リーグ首位という立場におごってはいけない。この敗戦が「意味のある試合だった」(FW佐久間雄大・政経2=白樺学園)と、思えるように。次なる相手は法大。負ければ優勝に黄色信号が灯りかねない大一番だ。「確実に勝ちにいくホッケー」(池田)で、再スタートを切る。

[藤山由理]

試合後のコメント

池田

――試合を振り返っていかがですか。

 「決められるところで、決め切れなくて、自分たちで流れを悪くしてしまいました。あとは慶大の方が、明大よりも頑張っていた。そこの差で完全に負けた試合です」

――決定打に欠きました。

 「格下相手だったので、きれいにゴールを決めようとして、パスを回すことばかりを考えてしまったのが、ゴールにつながりませんでした」

磯部

――法大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「チームが勝つことだけを思って、自分のやりたいプレーではなくて、チームが勝つプレーをしていれば、絶対に勝てます」