「日本シリーズ」 巨人―ソフトバンク第4戦  4回ソフトバンク1死一、三塁、グラシアルが左中間に先制3ランを放つ。捕手小林=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


■グラシアル(福岡ソフトバンク)
○4−3 vs読売巨人埼(東京ドーム)
打撃成績/左安打、左本③、右飛、空三振

 福岡ソフトバンクのグラシアルが23日の日本シリーズ第4戦で先制3ランを放って勝利に貢献。今シリーズ4試合で通算16打数6安打の打率.375、3本塁打、6打点の活躍で、文句なしのMVPを受賞した。

 この日も絶好調だった。2回の第1打席でこの日のチーム初安打を放つと、続く4回の第2打席だった。4回1死1、3塁、読売巨人の先発・菅野智之に4球連続ストレートで追い込まれたが、そこから2球連続の外角スライダーを見極めてフルカウント。そして7球目、甘く入ったスライダーを捉えて左中間スタンドへ。「絶対にランナーを返そうと思って打ちに行った。最高の結果になってくれた」とガッツポーズを作り、ダイヤモンドを一周した。
 
 試合は4対3の逃げ切り勝ちで、チームはポストシーズン破竹の10連勝で3年連続の日本一。その中でグラシアルは、CSの7試合で26打数8安打、打率.308、3本塁打、3打点と結果を残すと、日本シリーズではさらにその上を行く活躍を披露。試合後のインタビューで「躍選手もそうですけど、裏方のみなさんのおかげでもあります」と語るとともに、「ファンのみなさんのおかげでもあると思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。良いときも悪いときも応援してくださって、自分の力になりました。とても感謝しております」と感謝の言葉を並べた。

 昨季チームに加入したグラシアル。当初は主力の外国人選手が故障した場合などに備えた「バックアップ要員」だった。その中で昨季は出場54試合で打率.292、9本塁打、30打点だったが、今季は「昨季の経験が活きている」と出場103試合で打率.319、28本塁打、68打点と大きく成績を伸ばした。そして日本シリーズでのお暴れ。育成出身者を含めて豊富な戦力を揃えて力の差を見せつけた福岡ソフトバンクだが、助っ人の貢献度も非常に高いものがあった。