<写真・押さえ込み面突きを決める塩谷>  10月20日、名古屋市立千種スポーツセンターにて第35回全日本学生拳法個人選手権大会が行われた。関学からは、男子の部に4名、女子の部に3名が出場。塩谷が準優勝、石谷、勝井がベスト8進出を果たした。 …


<写真・押さえ込み面突きを決める塩谷>

  10月20日、名古屋市立千種スポーツセンターにて第35回全日本学生拳法個人選手権大会が行われた。関学からは、男子の部に4名、女子の部に3名が出場。塩谷が準優勝、石谷、勝井がベスト8進出を果たした。

   学生拳法の個人戦日本一を決める今大会。まずは女子の部の予選が行われた。佐藤(法3)は、面突きで応戦するも、及ばず1回戦敗退となった。勝井(国1)は、冷静なプレーで接戦を次々と勝ち抜き、準々決勝に進出。しかし、シード選手の前に歯が立たず、ベスト8敗退となった。一方、全日本総合個人選手権を制し、優勝候補として臨んだ塩谷(人1)は危なげない試合運びを披露。予選を勝ち抜き、準決勝へ進出した。続いて行われた男子の部予選は、関東勢に苦戦した。増井(商2)は接戦となるも、わずかに及ばず1回戦敗退。今年初段に昇段し、勢いに乗る崖(法3)は、2回戦で明大の選手に圧倒され敗退となった。西日本個人準優勝の井上(経4)は、突き技を中心に試合を組み立てたが、3回戦で中大の選手に敗北。その中で石谷(法4)は、得意の組み技を中心に試合を組み立て、準々決勝に進出した。しかし、相手の明大の選手に組み技で先制するも、うまく立ち回られ逆転負け。男子の準決勝進出はならなかった。迎えた塩谷の準決勝と決勝。準決勝では、同じ高校出身の尾藤(関大)と対戦した。組み技を警戒する相手をねじ伏せ、決勝進出を果たした。決勝戦の相手は、強豪関大のエース岡本。やはり警戒された組み技だったが、塩谷が先に一本を先制した。ところが残り20秒で一瞬の隙を突かれ同点に。3分間で決着はつかず、延長戦に突入した。延長戦も一進一退の攻防が続いたが、塩谷が組みに出たところに、胴膝蹴りを受け、敗北。悔しい準優勝となった。

 次戦は12月1日、大阪市立中央体育館にて、第64回全日本学生拳法選手権大会(団体戦)が行われる。

   

【試合結果】

女子の部

塩谷  準優勝

勝井  ベスト8

佐藤 1回戦敗退

男子の部

石谷  ベスト8

井上  3回戦敗退

崖 2回戦敗退

増井 1回戦敗退

試合後のコメント

石谷航大主将「個人的にとても悔しい試合だった。(敗れた試合で)対戦した相手は有名な選手で、戦う前に気持ちで負けてしまっていた。自分の得意な組み技を警戒されていた。それでも勝ち切れるのが本当に強い選手。きょうの反省を生かして、しっかり追い込んだ練習をしたい。(次戦に向けて)1回戦で関大と対戦する。1発目に一番の山場を迎えるが、ここで勝てればチームが勢いづく。とにかく1回戦を勝つことが大事。一戦必勝で、優勝を目指す」