15日、WTA(女子テニス協会)がファン投票によって選ばれた9月の月間最優秀選手を発表。大坂なおみ(日本/日清食品)が1月以来となる今シーズン2度目の受賞を果たした。大坂は「全米オープン」後に…

15日、WTA(女子テニス協会)がファン投票によって選ばれた9月の月間最優秀選手を発表。大坂なおみ(日本/日清食品)が1月以来となる今シーズン2度目の受賞を果たした。

大坂は「全米オープン」後にジャーメイン・ジェンキンスとのコーチ関係を解消。現在は一時的に父親がコーチを務めている。すると9月16日開幕の「東レ パン・パシフィック・オープン」、9月28日開幕の「チャイナ・オープン」で連続優勝。この2大会の成績が評価され、「全豪オープン」を制した1月以来の受賞となった。

現在10連勝中の大坂の次戦は、10月27日に開幕する、年間の上位8選手で競うツアー最終戦「WTAファイナルズ・深セン」を予定している。大坂は昨年に続く2年連続の出場。昨年はグループリーグで3戦3敗、3戦目は足の痛みにより途中棄権を余儀なくされ、涙を流した。

今年の出場者も8人のうち、7名が決定。大坂の他に、「全仏オープン」優勝のアシュリー・バーティ(オーストラリア)、今季4度優勝のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、「ウィンブルドン」優勝のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、「全米オープン」優勝のビアンカ・アンドレスク(カナダ)、「全豪オープン」準優勝のペトラ・クビトバ(チェコ)、昨年のツアー最終戦優勝者のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が出場権を獲得している。

一時的なコーチ関係とはいえ、「私のテニスというものを、一番良く知っている人物だと間違いなく思っています。私にとって最愛の人だから、そこが私にとって一番の利点だと思っています」と父親について語るほど相性の良い2人。世界1位を経験し成長した大坂が、父親との快進撃を続けられるか注目だ。

【2019年月間最優秀選手】

1月:大坂なおみ(日本/日清食品)

2月:ベリンダ・ベンチッチ(スイス)

3月:アシュリー・バーティ(オーストラリア)

4月:ペトラ・クビトバ(チェコ)

5月:キキ・バーテンズ(オランダ)

6月:アシュリー・バーティ(オーストラリア)

7月:シモナ・ハレプ(ルーマニア)

8月:ビアンカ・アンドレスク(カナダ)

9月:大坂なおみ(日本/日清食品)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「チャイナ・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)