グレコローマンスタイルの大学王者を決める今大会。初日は全階級の準決勝までが行われた。創部初の優勝は逃したが、主将・二ノ宮寛斗(営4=岐南工)と菊池寛汰(法4=星城)が2日目の敗者復活戦に挑む。◆10・17~18 全日本大学グレコローマン選…

 グレコローマンスタイルの大学王者を決める今大会。初日は全階級の準決勝までが行われた。創部初の優勝は逃したが、主将・二ノ宮寛斗(営4=岐南工)と菊池寛汰(法4=星城)が2日目の敗者復活戦に挑む。

◆10・17~18 全日本大学グレコローマン選手権(駒沢体育館)

▼60キロ級

 加藤――予備戦敗退

▼67キロ級

 菊池――1回戦敗退

▼72キロ級

 金子――予備戦敗退

▼77キロ級

 佐々木延――1回戦敗退

▼82キロ級

 佐々木雄――予備戦敗退

▼87キロ級

 伊藤――予備戦敗退

▼97キロ級

 二ノ宮――準決勝敗退

▼130キロ級

 深谷――1回戦敗退

 「自分がやりたいことができた」。予備戦から2回戦と思うような試合運びで順調に勝ち進む。迎えた準決勝の相手は昨年度王者のバグダウレット・アルメンタイ(山梨学大)。第1ピリオド1分28秒、相手のパッシブからパーテレポジションでの攻防。しかし、得点を重ねることはできず。「相手が強く、いき切れなかった」。1-0で第1ピリオドを終える。第2ピリオドでも、得意のスタンドからポイントを取れない展開。さらに58秒には逆に二ノ宮がパッシブを取られてしまい、グラウンドで攻防に。しかし、連続で9点を許し、テクニカルフォール負け。優勝への道は閉ざされてしまった。

 今季はケガや体調不良で満足に試合に出られなかった二ノ宮。「試合に出られない悔しさをぶつけたいという思いがあった」。連覇が懸かっていたインカレは無念の棄権。今大会は万全のコンディションで臨めていた中で、勝利をつかみきれなかった。2日目は久々の表彰台に上り、主将としての意地を見せたい。

[田中佑太]

試合後のコメント

二ノ宮

――試合を振り返っていただけますか。

 「2回戦までは自分がやりたいことができた。2回戦ではグラウンドで決めきれなかったので、そういうところはまだ改善しなきゃいけないかなって感じです」

――準決勝の敗因は何ですか。

 「自分はスタンドが得意なので、スタンドで一個取れば、守りに入らずグラウンドにならないので、そこで取りきれなかったのが敗因です」

――チームとしてどのような大会でしたか。

 「グレコに向けて、特化はしてきていて、相手が強いというのもありますけど、強豪大学からは一人しかでなくて、その中で一個強い相手に勝てば、さらに順位が上がる中で、そこがチームとして、大きな差であるし、個人としてみると、ちょっとの差で負けた試合もあるので、小さい積み重ねがチームの結果につながってくるので、そこが足りなかったです」