14日、東京・有明コロシアムでチャリティーテニスマッチ「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」が行われた。その中で、錦織圭(日本/日清食品)が審判を務め、ゆるゆるなジャッジで観客…

14日、東京・有明コロシアムでチャリティーテニスマッチ「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」が行われた。その中で、錦織圭(日本/日清食品)が審判を務め、ゆるゆるなジャッジで観客を笑わせる場面があった。

この日チャリティーマッチの前に、車いすテニスの国枝慎吾(日本/ユニクロ)とゴードン・リード(イギリス)が公開練習を行った。その最中に、サプライズでロジャー・フェデラー(スイス)、ジョン・イズナー(アメリカ)、錦織が登場。急遽、フェデラー/国枝ペアとイズナー/リードペアによるスペシャルマッチ(10ポイントタイブレーク)が行われ、錦織が審判を務めることになった。

「僕、審判得意なんです」と錦織は笑いながら準備。和やかなムードの中スペシャルマッチが始まった。錦織は公平であるべき審判という立場ながら、国枝のボレーウィナーに対し「ナイスショット!」と声をかけ、観客を笑わせる。

そして2‐0で迎えたリードのサーブ。ここでファーストサーブはネットに当たり、コートの外へ。本来なら「フォルト」とコールするべきところを、錦織は少し間をおいて「アウト」とコール。これには観客も大笑いだった。

さらにセカンドサーブがネットに引っかかった際にも「ダブルフォルト」ではなく、「ワンモアサーブ」とコール。ダブルフォルトをなかったことに。チャリティーイベントならではのゆるゆるな審判で、観客を楽しませた。

またスペシャルマッチは、最終的に10‐9でイズナー/リードペアが勝利した。

イベントではこの後、国枝対リード、フェデラー対イズナーの組み合わせで、チャリティーマッチとはいえ真剣勝負が披露された。そして世界トップレベルのプレーで観客を魅了した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は左から国枝、錦織、フェデラー、アダム・スコット、平野歩夢、リード

(Photo by Jun Sato/WireImage)