初回、先頭打者本塁打の宮は「自分でもビックリして、無心でベースを回った」と振り返った 初回の集中打で試合の主導権を握った立大が、6対0で東大に勝利し、勝ち点1を得た。 この日、1番に抜擢された宮慎太朗(3年・市船橋)がレフトスタンドへ先頭打…

初回、先頭打者本塁打の宮は「自分でもビックリして、無心でベースを回った」と振り返った

 初回の集中打で試合の主導権を握った立大が、6対0で東大に勝利し、勝ち点1を得た。

 この日、1番に抜擢された宮慎太朗(3年・市船橋)がレフトスタンドへ先頭打者ホームランを放って先制。さらに連打でチャンスを広げると、山田健太(1年・大阪桐蔭)のタイムリーなどでこの回4点を先制する。
その後はランナーを出しながらも、2回から救援した東大・小林大雅(4年・横浜翠嵐)の前になかなか追加点が奪えなかった立大だが、5回、6回に犠牲フライで加点して東大を突き放した。

 先発した手塚周(4年・福島)は6回2安打11奪三振の好投。前日の大学初登板に続きこの日も救援した赤塚瑞樹(4年・麗澤瑞浪)、中川颯(3年・桐光学園)が一人の走者も許さない完全救援でリードを守り切った。

17年秋以来となる勝利を挙げた手塚(右)

■立教大vs東京大2回戦
東大 000000000=0
立大 40001100X=6

【東】●坂口、小林大-大音、松岡
【立】○手塚、赤塚、中川-藤野
本塁打:宮慎1号(1回ソロ)

◎立教大・溝口智成監督
「勝ててよかったです。投手も抑えたし、打線も初回から集中していけました」

◎立教大・宮慎太朗(3年・市船橋)
「(ホームランは)打ったのがスライダーです。東大戦に向けて、低めの変化球を振らずに高めに浮いてきた球をしっかり狙うことを意識してきました。今日は1番バッターだったので、最初に自分がしっかりチームのやるべきことを徹底したらいい方向にいくと思っていた中で、しっかり高めのボールを打てたので、いい流れを作れたのかなと思います。(1番打者として意識していたことは)やってはいけないことがあると思いますが、今日だったら低めの変化球を引っかけることのが相手投手がやらせたいことだと思うので、相手に嫌がられるようなことをすることです。(今後1番打者としては)宮﨑仁斗との兼ね合いだと思いますが、自分が任せられたら今日みたいな結果が出せるような準備を、次の試合に向けてやっていきたいです」