「クライマックスシリーズ」 西武―ソフトバンク第3戦  西武に3連勝で日本シリーズ進出に王手をかけ、ファンの歓声に応えるソフトバンク・千賀=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


■千賀滉大(福岡ソフトバンク)
○7–0 vs埼玉西武(メットライフ)
投球成績/8回 被安打2 奪三振10 失点0

 福岡ソフトバンクの千賀滉大が11日のCSファイナルステージ第3戦で8回2安打無失点の快投劇で、チームを3連勝での“スイープ下克上”に王手をかけた。

 圧巻だった。初回、先頭の秋山翔吾にヒットを許して1死2塁とされたが、森友哉を153キロのストレートでサードゴロ、四球を挟んで外崎修汰を外角フォークで空振り三振。「とにかくモイネロと森唯斗を休める。それだけを思ってマウンドに上がっていました」と千賀。「一瞬でも気を抜いたらすぐやられるチーム。それぐらい怖い打線なので集中して入りました」と鬼気迫る中、2回からは埼玉西武打線まったく付け入る隙を与えず、8回2死から源田壮亮にボテボテの当たりの内野安打を許すまでノーヒットピッチング。8回2死1塁から森を、この日10個目の三振を奪って力強く吠えた。

 「たくさん援護をもらいましたし、テンポよく投げられたと思います」と千賀。5日のCSファーストステージ第1戦では東北楽天打線に4本塁打を浴びて7回4失点で負け投手となったが、中5日で登板したこの日は貫禄たっぷり。得点圏に進んだのは初回の1度のみ。レギュラーシーズンでは対戦5試合で2勝2敗、防御率3.94だった埼玉西武打線を、ほぼ完璧に抑え込んだ。

 これで下克上での日本シリーズ進出へ残り1勝。エースとしての任務をしっかりと果たした男は、「あと1勝できるように頑張ります。僕は応援します」と笑み。試合後は自らブルペン陣をベンチ前で出迎え、仲間たちに「あと1勝」を託した。