先日の「オータムクラシック2019」では羽生結弦選手と紀平梨花選手が、「USインターナショナルでは宮原知子選手と田中刑事選手が揃って優勝を果たすなど、2019-2020シーズンが始まって盛り上がりを見せているフィギュアスケート。10月19日(土)からはいよいよグランプリシリーズがアメリカ大会から開幕。テレ朝チャンネル2の「フィギペディア」では、"グランプリシリーズ2019直前SP"と題した特集を10月13日(日)に放送する。

フィギュアスケートの魅力を独自の視点で考察する「フィギペディア」は、秘蔵映像をふんだんに使い、フィギュアの楽しさを分かりやすく紐解いていく、まさにフィギュアの百科事典と言えるような番組だ。

今回特集されるグランプリシリーズは、国際スケート連盟が承認するフィギュアスケートのシリーズ戦で、アメリカ、カナダ、フランス、中国、ロシア、日本で開催される6つの大会と「グランプリファイナル」から成り立っている。前年の成績などから資格を満たしたスケーターのみが出場できるトップクラスの争いで、各選手は最大で2大会まで出場、その上位成績者のみが「グランプリファイナル」に進めるという仕組みだ。

今季の見どころは、ここ最近でハイレベル化し、"新時代"に突入していると言い表されるジャンプ。男女ともに"4回転"が勝負の鍵を握ることになるだろう。男子の中でも注目はやはり羽生選手だ。昨シーズンのグランプリシリーズではロシア大会でショートの世界最高得点を出したものの、フリー当日の公式練習で右足首を再び負傷してしまい、そのまま「グランプリファイナル」も欠場という悔いが残るものとなった。

羽生選手が今シーズンの大きな目標として挙げているのが、「4回転アクセル」だ。前人未到のこの大技の成功に向けて、ハーネス(体を吊り上げる補助器具)を使用した上での5回転ジャンプを練習で取り入れていることを明らかにしており、この大技が今シーズン見ることができるのか注目されている。「オータムクラシック2019」ではループ、サルコウ、トウループと数種の4回転に挑んでおり、順調な回復ぶりを見せているだけに期待大だ。

一方、女子では、昨シーズンの「グランプリファイナル」を制した紀平選手が大きな期待を背負っている。トリプルアクセルを武器に、五輪女王・ザギトワらを破り、日本勢として浅田真央以来13年ぶりとなるシニアデビューシーズンでのグランプリファイナル金メダルという大躍進を遂げた彼女。そんな状況に慢心することなく、新たなステージへと足を踏み入れている。

今シーズン、3種類の4回転ジャンプを武器に世界最高得点を叩き出したアレクサンドラ・トゥルソワ選手や、非公認大会ではあるが1つのプログラムで2度の4回転ルッツを跳んだアンナ・シェルバコワ選手というロシアの4回転ジャンパーたちが、シニアデビュー。彼女たちに対抗すべく、紀平選手も4回転サルコウに着手しており、練習では成功させている。得意のトリプルアクセルに加えて、新たな武器・4回転サルコウを組み込んだ最高難度のフリーのプログラムで連覇を目指す。

4年連続でグランプリファイナルに出場している宮原知子選手にとって今シーズンは勝負の年だ。昨季は、グランプリファイナル6位、全日本選手権3位、そして世界選手権6位と悔いが残る結果となった彼女は、今シーズンから新しくカナダ人のリー・バーケルにも師事。宮原がどのような成長を見せるのかも見どころだ。

さらに、幼少より所属してきたクラブから卒業し、今シーズンから環境を変えた宇野昌磨選手や、昨シーズン初のグランプリファイナルに進み、日本選手権では優勝を果たした坂本花織選手など、日本勢の層は厚い。5種類の4回転ジャンプを史上初めて成功させた屈指のジャンパーで、グランプリファイナルと世界選手権で金メダルに輝いた昨シーズン無敗の王者ネイサン・チェン選手や、世界選手権金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手など、強豪たちが勢揃いするグランプリシリーズだけに、今季も世界最高クラスの熱い戦いが繰り広げられるはずだ。

文=HOMINIS編集部

放送情報

フィギペディア ~フィギュアスケートGPシリーズ2019開幕SP~
放送日時:2019年10月13日(日)18:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。