加藤壮太 (かとう・そうた)
●守備 外野手 ●身長・体重 187cm・83kg
●生年月日 1998年4月15日 ●所属 埼玉武蔵ヒートベアーズ
●球歴 中京高(現中京学院大中京高)→埼玉武蔵ヒートベアーズ ●出身地 愛知県 ●投打 右左

 187センチ83キロのガッチリとした体格に似合った力強い打撃と、似合わぬ50m5秒8の俊足を生かした広い守備範囲が魅力の高卒3年目の大型外野手だ。

 幼い頃、家族でナゴヤドームに行き「いつか自分もこの舞台に立ちたい」と野球を始めた。中京高時代は3年夏に今井順之助(日本ハム)や吉位翔伍(中京学院大)らとともに甲子園出場を果たし、加藤も2試合で3安打を放った。

 高校卒業後の進路は「NPBに行きたくて、1年ごとに勝負できるから」と独立リーグのルートインBCリーグに所属する埼玉武藏ヒートベアーズ入りを決めた。1年目は木製バットに持ち替えて「野手の頭すら超えていかない・・・」と焦った時期もあったが、角晃多監督(元ロッテ内野手)とマンツーマンで指導。数多く振ることや軸をしっかりと使って打つことなど基礎を徹底してきたことが右肩上がりの成長に繋がった。

 3年目となった今季は、シーズン前に角監督から紹介されたトレーナーのもとで練習に励み、体のバランスを整えたこともありオープン戦から手応えを掴んだ。そして67試合で打率.310、7本塁打、29盗塁と自身過去最高の成績を残した。

 昨年も調査書は届いたが指名漏れ。それでも「あの成績(打率.245)で行けても不安でした。今年は成績を残すことができたので、同じ環境下で練習を積めれば負けない自信があるんです」ときっぱりとした口調で言い切る。

 最大の武器を聞いても迷いなく「足です」と答え、NPB入りが果たされた際の目標は「3割・40盗塁・ゴールデングラブ賞受賞」と高い目標を掲げる。

 3年間で出場した公式戦は実に188試合。同世代の選手の中でも豊富な経験を積み、機は熟した。打てない頃からも起用を続けてくれた角監督や支えてくれたファンのためにも、最高峰の舞台へ羽ばたきたい。

文・写真=高木遊