TEAM
早 大
東 大
(早)○徳山―小藤
◇(二塁打)小藤

 きのう5日と打って変わって肌寒く冷たい雨が降りしきる中、東大2回戦が行われた。早大は4回に四球や相手失策につけ込み3点を先制するが、その後は得点を奪えずこれが決勝点に。先発・.000が完璧な投球を見せたため危なげなく勝利したが、連打なし、残塁10と打撃陣のさらなる復調が待たれる結果となった。

 初回から得点圏に走者を進めるが、相手先発・坂口友洋(4年)ののらりくらりとした投球に打ち気をそらされ、3回を無得点で終える。それでも4回。無死から連続四球で走者をためると、7番・.000の犠打を坂口が一塁へ悪送球し、二塁走者が生還。なおも二、三塁の好機に、.000が前進守備の間を抜く2点適時打を放ちこの回計3点を先制した。「他のバッターもチェンジアップで抑えられていたので、チェンジアップだけに狙いを絞っていた」(小藤)。鋭い読みが奏功し、絶好機をものにした。追加点を挙げたいところだったが、2番手・大久保英貴(2年)、そして前日150球完投の小林大雅副将(4年)を攻略できない。後半は見せ場らしい見せ場をつくることができずに終わった。


4回に2点適時打を放つ小藤

 対する徳山は申し分ない投球を披露する。「ガンガン自分のストレートを前に出して押していこう」という意気込み通り、威力満点の直球を軸に投球を組み立て、東大打線を散発3安打無失点に抑えた。7回に2桁奪三振を記録すると、結局最後まで三塁ベースを踏ませず。最終回は無死一、二塁のピンチを迎えたが、三ゴロを.000が三封後、二塁手・金子、一塁手・.000へとボールが渡り三重殺が成立。スコア3ー0で勝利を収めた。


自身初の完封勝利を収めた徳山

 早大は連勝しこれで勝ち点2。開幕から好調の投手陣には、確実に試合をつくってくれる安心感がある。一方の打撃陣はこの日も相手の自滅に乗じた得点のみでまだまだ元気がない。明大2回戦から立ち直り始めてはいるが、物足りなさがあるだろう。それでもこの週しっかりと連勝し、いいかたちで立大戦を迎えられることには違いない。再来週、さらに投打がかみ合う早大の姿に期待したい。

(記事 小松純也、写真 今山和々子、大島悠希)

黄字は打点付き

早大打者成績
打順守備名前
(中)瀧澤虎太朗300.000一ゴ 四球四球 二ゴ 一ゴ 
2(一)中川卓也500.192遊失 左直空三 二ゴ  二ゴ
(三)福岡高輝520.261一ゴ 二安中飛  左安 遊邪
(右)加藤雅樹400.160右飛 二飛 四球 遊ゴ 右飛
(遊)檜村篤史300.087 三ゴ 四球二併 遊ゴ  
6(左)田口喜将210.400 四球 四球中安 右飛  
7(二)金子銀佑300.167 遊ゴ 投失右飛  左直 
8(捕)小藤翼322.217 遊ゴ 右安 右2 四球 
9(投)徳山壮磨200.000  三ゴ投犠 三振 投犠 
早大投手成績
名前
徳山壮磨32193410001.23
東京六大学秋季リーグ戦星取表
順位 法 大慶 大早 大明 大立 大東 大勝ち点勝率
法 大 ○1-0
○2-0
○2-0
○2-1
○2-1
○5-3
 1.00
慶 大   ○4-3
○2-0
○13-4
○10-0
1.00
早 大●0-1
●0-2
 ●0-4
○6-2
○4-1
 ○4-3
○3-0
.571
明 大●0-2
●1-2
 ○4-0
●2-6
●1-4
 ○4-2
○8-0
.429
立 大●1-2
●3-5
●3-4
●0-2
   .000
東 大 ●4-13
●0-10
●3-4
●0-3
●2-4
●0-8
 .000

コメント

小藤翼副将(スポ4=東京・日大三)

――悪天候の中での試合でした

開始遅れちゃったんですけど、そこはもう切り替えて。集中していこう思っていたので、その辺はあまり気にならなかったですね。

――1回戦に続きロースコアの展開でした

攻撃陣がなかなか点を取れない中で、徳山(壮磨、スポ2=大阪桐蔭)がしっかり投げて抑えてくれたので、それで勝てたと思います。本当にいいピッチングをしてくれました。

――リードする上で心掛けたことは

徳山の場合は真っすぐが主体という中で、東大打線もきのうから真っすぐにタイミングが合っていなかったので。いつも通り真っすぐ中心で攻めていこうと(徳山と)話していました。

――2点適時打を振り返って

前の打席はチャンスで打てなかったのですが、その時はチェンジアップで抑えられて。他のバッターもチェンジアップで抑えられていたので、あの打席はチェンジアップだけに狙いを絞っていました。スライダーで追い込まれたんですけど、追い込まれてからチェンジアップが来て、形はきれいじゃなかったんですけど内野の間を抜けてくれて良かったです。

――チーム全体でチェンジアップに狙いを絞っていたのでしょうか

チェンジアップもそうですが、変化球が本当に多かったので、変化球をしっかりと自分のスイングで打とうとやっていました。

――徳山投手の球は来ていましたか

はい、いつも通り来ていたと思います。

――試合内容としてはいかがでしたか

課題はもういくらでもあるんですけど、どんな試合であれ勝つことができたというのは、次につながるので。これで4連勝なので立教戦に向けていいかたちで入れるのかなと思います。

――春秋通じて初めての4連勝。勝ち癖が付いてきた印象です

打線も少しずつ得点できるようになってきていますし、ピッチャー陣も粘り強く抑えてくれているので、そこが勝てている要因かなと思います。

――立大戦に向けて

打線ができるだけ多く点を取って、ピッチャー陣も最少失点で抑えて。自分たちの野球をやれば絶対に勝てると思うので、ミスを恐れず思い切ってやっていきたいと思います。

徳山壮磨(スポ2=大阪桐蔭)

――初完投、初完封勝利おめでとうございます

大学入学してから初めて9回まで投げさせてもらって、達成できて良かったです。かなり足下が悪いコンディションだったので、とにかく丁寧に投げることを心掛けました。

――試合の前半は少し制球に苦しんだ印象でした

そうですね、たぶん皆さんが思っているよりも悪い状態で、スパイクの裏にも泥が詰まっていて投げにくかったことが原因かなと思います。

――逆に後半はかなり調子が良い印象でした

グラウンドも整備していただいて投げやすくなったこともありますし、自分の中でも気持ちを持ち直して投げることができました。

――試合を通してストレートで押していくスタイルを貫かれていましたが、小藤翼捕手(スポ4=東京・日大三)と何か相談した部分などはありますか

真っすぐに(バットを)当てられないということを目標にしていたので、ガンガン自分のストレートを前に出して押していこうと話していました。

――きょうは珍しいプレー(三重殺)で試合が終わりましたね

ちょっとびっくりしましたね(笑)。でもうまく処理していただけて良かったです。

――立大戦へ向けての意気込みをお願いします

打線があまり打てていないので、まず自分が打たれないようにしたいです。安定した投球で次も勝ち投手になれるように頑張ります。