「楽天ジャパンオープン」(日本・ 東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、世界77位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が世界62位のジョアン・ソウザ(ポルト…

「楽天ジャパンオープン」(日本・ 東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、世界77位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が世界62位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)と対戦。7-5、6-3のストレートで西岡が同大会初勝利を飾った。

両者は今回が初対戦。西岡は同大会4度目の出場で見事な試合を見せ、初勝利を挙げた。

第1セット、終盤でブレークを喫した西岡だがすぐにブレークバックに成功する。そして勢いに乗ってブレークを重ねて第1セットを7-5で先取。

第2セットでは、先にチャンスを作った西岡がブレークしリード。このセットでは西岡は安定したサービスゲームを展開し、ソウザは焦りを見せていた。そしてサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでは、ブレークポイントを握られるも粘りを見せてしのぎ、6-3で第2セットを連取。嬉しい勝利となった。

試合後のオンコートインタビューで西岡は「結構なプレッシャーでしたが、初めて1回戦突破できて、本当に嬉しいです」「序盤、お互いに均衡した状態から彼にチャンスが行き、少し苦しい流れでした。そこから耐えて耐えてチャンスを見つけて、しっかりと取っていき、最終的には自分のペースに持ち込むことができたので、良い試合だったと思います」と試合を振り返った。

試合を通じてファーストサーブの成功率が80%と高かった西岡は「ここ最近はあまり調子が良くなかったので少し不安はありました。試合でしっかりといつも通り良いプレーができて、サービスゲームも安定していました。自分としてはかなり納得できた試合だったと思います」と語った。

次戦の相手は第5シードのルカ・プイユ(フランス)となる。そのことについて西岡は「数年前に一度試合をやっているんですが、そこから時間も経っていますし、お互い変わっていると思います。新しい気持ちで、相手は格上なのでチャレンジャー精神をもってぶつかっていき、このホームで、みなさんの応援の中で勝利をつかめたらいいなと思います」と語った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 珠海」での西岡

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)