28日、東京六大学野球秋季リーグは第3週が始まる。秋は各大学の4年生部員にとって集大成、中でもプロを目指す選手たちの運命が決するシーズンとなる。第3週の対戦カードは早大ー明大、慶大ー立大。 小宮山監督が率いる早大は開幕戦で法大に2連敗を喫…

28日、東京六大学野球秋季リーグは第3週が始まる。秋は各大学の4年生部員にとって集大成、中でもプロを目指す選手たちの運命が決するシーズンとなる。第3週の対戦カードは早大ー明大、慶大ー立大。

小宮山監督が率いる早大は開幕戦で法大に2連敗を喫し、勝ち点を落とした。東京六大学野球では2勝で勝ち点1を得ることができ、その数と勝率で優勝が決まる。優勝のラインは3敗といわれており、現在2敗の早大はまさに後がない状況だ。優勝回数歴代2位を誇る“覇者ワセダ”だが、最後に優勝を決めたのは2015年秋季リーグ。つまり、現在の部員たちは誰も優勝を知らない。加藤主将をはじめ、福岡選手、檜村選手ら4年生が、有終の美に向けて春秋連覇を狙う明大と対戦する。

慶大は、第2週で東大相手に2けた安打で連勝と打線が好調だ。対するはエース・田中誠投手を擁する立大。2017年春季リーグではこの2校が最後まで優勝を争い、立大が天皇杯を手にした。慶大が因縁の相手から勝ち点を奪うための鍵となるのは、大久保監督も注目している生井投手。東大との2回戦では無失点で神宮デビューを飾った。慶應高時代には甲子園も経験した1年生サウスポーの登板はあるのか、“若き血”の躍動にも注目したい。

なお、スポーツブルでは第3週の模様を「BIG6 TV」にて無料でライブ配信予定。プロを目指す者、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ者、それぞれの秋を最後まで見届けよう。