SP(ショートプログラム)を1位で通過した山隈太一朗(営1=芦屋国際)は順位を落とすも総合2位。鎌田英嗣(営4=獨協)は安定した演技を披露し4位に。その後に中野耀司主将(営4=横浜創英)が6位、山藤一悟(政経2=岩見智翠館)が10位、鎌田詩温(商4=札幌一)が12位と続いてシーズン初戦を終えた。

 水色の衣装に身を包んだ山隈は冒頭からアクセル全開。最初のトリプルサルコウを成功させると、直後のトリプルアクセルを含む連続ジャンプも高さ十分。「FSに不安はない」(山隈)という言葉通りに、堂々たる滑り出しを見せた。中盤以降はジャンプに細かいミスがあったものの、トリプルアクセルと3回転ジャンプ2本を盛り込み迫力ある構成に。しかし昨年度のインターハイ王者はこれだけにはとどまらない。終盤には「一番盛り上がる部分」(山隈)と語るステップでも曲に合わせた軽快な踊りを披露し、表現力もアピール。総合2位に入り「練習通りにまとめられた」(山隈)と及第点を付けた。

 それだけに点数と自身の手応えとの間にギャップを感じた。FSの点数は120.40点と決して悪くはない数字。それでも「自分の思った点数からは程遠い」(山隈)と表情を曇らせた。この感覚と評価との差を埋められるかが、さらなる飛躍のカギになる。

 次の戦いは東日本学生選手権だ。昨年度は明大が団体優勝を飾った同大会。今年度も「明治の選手で表彰台を独占したい」(中野)と気合十分。今大会では悔しい思いをした中野、鎌田詩、鎌田英ら4年生の奮起に期待したい。

[中野拓土]

試合後のコメント

中野

――演技を振り返っていかがですか。

 「今日の演技はいいところは何もなくて悔しいです。内容のレベルを下げて挑んだ試合でしたがまとめることができませんでした」

――構成を落とした理由は何ですか。

 「調子自体はそこまで悪くはなかったのですが、アクセルがずっと調子悪く、ここ何日かで決まり始めて、入るかなという感じでした。後半にアクセルを入れることや4回転を入れるという目標には遠のいてしまっていて、それをやらなくて振るわなかったのが残念です」

鎌田詩

――今大会での演技をいかがでしたか。

 「結果的にはそんなに良くなかったというのと、最近の練習の成果を発揮することができなくて悔しい気持ちだけが残っています」

――今シーズンの目標をお願いします。

 「最後にやり切ったなと思える演技をしてからじゃないと気持ち的にもやめられないので、やり切りたいと思います。スケート人生をかけて、自分のスケート人生に関わってくれた人への思いを込めて滑って何かを残せたらと思います」

山隈

――アクセルも決まっていましたが、ジャンプ手応えはありましたか。

 「練習からトリプルアクセルは2本入っていて、他のジャンプもそこまで失敗していなかったので、そこは練習通りかなという感じです。途中で衣装に足が引っかかってしまってループが失敗してしまったのは悔しいですが、それでも大きなミスにはならず、崩れもしなかったのでそこは良かったかなと思います」

――終盤のステップの部分が魅力的ですが、力を入れている部分なのでしょうか。

 「最後のステップは一番盛り上がる部分でもあります。全体としてのストーリー性を大事にしながら最後のステップのところは大きく動くことを意識しています。最後のステップのところは気持ちが乗るので、自由に動くイメージでやっています」

――次の東日本学生選手権に向けて意気込みをお願いします。

 「まずは今まで継続してやっていることを継続してやることです。あとは曲かけ練習をもっと増やして4回転をもっと練習したいです。4回転入れた状態で、もっと試合をこなせればなと思います」