シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけた「レース・トゥ・ロンドン」。ATP(男子プロテニス協会)が9月23日付けのレースランキングを公表。錦織圭(…

シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけた「レース・トゥ・ロンドン」。ATP(男子プロテニス協会)が9月23日付けのレースランキングを公表。錦織圭(日本/日清食品)は2,180ポイントで、前週から順位を1つ落とし現在9位となった。

錦織は前週の大会には出場していない。前週「ATP250 サンクトペテルブルク」でベスト8入りしたマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)にわずかなポイント差で抜かれ、錦織は現時点では最終戦出場圏外へ後退した。

現在9位の錦織と8位のベレッティーニとのポイント差は5ポイント、錦織と7位のロベルト・バウティスタ アグート (スペイン)とは170ポイント差だ。

さらに錦織と10位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とは60ポイント差、11位ダビド・ゴファン(ベルギー)・12位ガエル・モンフィス(フランス)とは100ポイント差で、8位圏内争いは激しさを増している。

「Nitto ATPファイナルズ」出場権の、残る枠は4つだ。

一方、錦織は9月30日開幕の「楽天ジャパンオープン」と10月6日開幕の「ATP1000 上海」は欠場することを発表した。

「全米オープン」終了から約1ヶ月の静養を取り「楽天ジャパンオープン」に参戦予定だったが、肘の違和感が完全には拭えない状態のようで、医師と相談の上「100%完治までに後3-4週間程必要」としている。

なおツアーとは別に、「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」で予定されていたロジャー・フェデラー(スイス)とのエキシビションマッチも欠場と発表されている。

錦織ができるだけ万全な状態に回復し、また躍動することが期待される。

◇   ◇   ◇

【9月23日付レース・トゥ・ロンドンランキング】

順位 名前(国籍) ポイント

1.ラファエル・ナダル(スペイン) 9,225 [出場権獲得]

2.ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 7,265 [出場権獲得]

3.ロジャー・フェデラー(スイス) 5,510 [出場権獲得]

4.ダニール・メドベージェフ(ロシア) 4,875 [出場権獲得]

5.ドミニク・ティーム(オーストリア) 3,845

6.ステファノス・チチパス(ギリシャ) 3,160

7.ロベルト・バウティスタ アグート (スペイン) 2,350

8.マッテオ・ベレッティーニ(イタリア) 2,185

9.錦織圭(日本/日清食品) 2,180

10.アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 2,120

11.ダビド・ゴファン(ベルギー) 2,080

12.ガエル・モンフィス(フランス) 2,080

13.ファビオ・フォニーニ(イタリア) 1,965

14.ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 1,850

15.スタン・ワウリンカ(スイス) 1,670

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での錦織

(Photo by Al Bello/Getty Images)