前節の勝利によって2位との勝ち点差を5に広げた慶大は優勝に向けて勝ち点を積み上げるべく東海大と対戦した。序盤から東海大がボールを持つ時間が長く攻撃に持ち込むことができない展開が続く。粘り強い守備を見せる慶大だったが62分に先制を許してしまう。リードを許した慶大だが79分に途中投入された松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)がドリブルで敵陣を切り開くと山田盛央(総4・藤枝東)のクロスに福本拓海(環4・済美)が頭で押し込み同点に追いつく。その後は慶大が勝ち越しゴールを狙うもののそのまま試合終了。今季13試合目にして初の引き分けとなった。

2019/09/22(日)14:00ko @東海大学グラウンド

【スコア】
慶應義塾大学 1-1 東海大学

【得点者】
0-1 62分 本田翔太郎(東海大学)
1-1 79分 福本拓海(慶應義塾大学)

◇慶大出場選手
GK田原智司(環3・静岡学園)
DF沼崎和弥(商4・暁星)
DF篠原新汰(総2・FC東京ユース)
DF野村京平(総4・國學院久我山)
MF八田和己(総4・桐蔭学園)
MF落合祥也(商4・横浜FCユース)
MF山田盛央(総4・藤枝東)
MF多嶋田雅司(商4・國學院久我山)→56分宮本稜大(商1・國學院久我山)→88分杉本 崇太朗(政3・名古屋グランパスユース)
MF佐藤海徳(政4・桐光学園)
MF内桶峻(政3・國學院久我山)→76分松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)
FW福本拓海(環4・済美)

夏の暑さも収まり、秋の涼しさも感じられるグラウンド。先週の国士舘大との上位対決を制した荒鷲軍団はアウェーで東海大と対戦した。前節の快勝の勢いそのままに今節も先制点をあげたい慶大だったが、序盤は相手にボールを支配される苦しい展開が続く。8分にはPA付近での相手の直接放たれたFKであわや失点のピンチだったが、ここは田原智司(環3・静岡学園)が好セーブを見せ、先制点は与えない。


相手FKを防ぐ田原

その後もディフェンダーの裏をとられる場面はあるものの、相手がラストパスを供給する前にタイトな守備で跳ね返す。集中した守備で徐々に流れを掴んだ慶大は15分、佐藤海徳(政4・桐光学園)が駆け上がりから前線に柔らかいタッチのクロスを供給してチャンスを演出、さらに、24分には佐藤の正確なFKで得点を匂わせた。前半終了間際41分のCKのシーンでは佐藤のノーマークの八田和己(総4・桐蔭学園)へのピンポイントのボールが入るもシュートは相手にDFに弾き返されてしまう。怪我から復帰した主将佐藤が起点となり、チャンスは作るものの試合の主導権を完全には握ることが出来ず、スコアレスで前半を折り返す。

前半を0-0で終えた試合は後半開始後に動きを見せる。開始直後はなかなかペースをつかめず、ゴールを攻め込まれる危ない場面も多くあったが、キーパーの田原を始めとする慶大の守備陣の度重なる活躍により失点を回避した。しかし63分、ボールをうまく拾った東海大の選手のドリブルを止められずそのままゴールを許してしまう。その後もゴールを攻められる機会が増え、慶大のピンチが続く。しかし74分、福本が相手のディフェンスをドリブルで上手にかわしてチャンスを作る。そのままシュートを放つが惜しくもポストに当たり得点とはならなかった。流れを変えたい慶大は、76分に松岡が投入する。すると早速79分、その松岡がドリブルで相手のディフェンスをすり抜けて一気に敵陣に攻め込みチャンスを作り、山田のアシストを受けた福本がヘディングで同点弾を決める。


同点の起点となった途中出場の松岡

その後は慶大ペースでパスを繋ぎ度々ゴール前でチャンスを作るがなかなか決まらない。追加点が欲しい慶大は試合終了直前の90+4分、沼崎和弥(商4・暁星)からのクロスパスを受けた山田がヘディングで決めようとするもキーパー正面でゴールならず、試合は引き分けで幕を閉じた。

ボールを失う場面が多く、苦しい時間帯が長い試合だった。それでもキーパー田原のセービングや沼崎を中心とした守備陣の体を張った守備で最少失点にとどめ、終盤は交代カードを有効に使い、流れを変えた。苦しみながらも引き分けに持ち込めたのはプラスに考えられる。しかし淺海監督はラスト5分で勝ち越すことも可能だったと勝利へのこだわりを見せた。これからもタフな試合が待ち受けるが、その中で奮闘する荒鷲軍団に期待したい。


守備陣の球際の強さが目立つ

(記事:榎本大輝、菅原千尋 写真:東修司、小林由和)

淺海友峰監督

--苦しい試合展開で勝ち点1をとりましたが
よく追いついたなという一方で、最後の5分はうちが運動量とかで優位に立っている中で決め切れなかった残念だったという見方もできると思います。

--後半から松岡選手を投入しましたが
東海大学が人にがっつり付くマンツーマンに近い守備をやってきていたので、ボランチと中盤が空いていたのでそこをドリブルで突いてほしいという話をして送り出しました。

--佐藤主将がスタメンフル出場を果たしことについては
復帰してから実戦経験が初めてなので、スタメンで出てよくやってくれたと思います。フル出場できたこともチームとって喜ばしいことだと思っています。

--次の試合までにどのように修正していきますか
また次の相手の大学のカラーは変わってくるのでそこをしっかりリスペクトしつつ自分たちの良さを出していけたらと思います。

佐藤海徳(政4・桐光学園)

――ご自身としては久々の先発フル出場でしたが
全然ダメでしたね。慣れない左だったんですけど、失点も自分が絡んでるんで、責任を感じています。

――現在のチーム状態は
いいとは思ってたんですけど、今日勝ちきれなかったのは実力なのかなと思いました。チームの雰囲気は良いと思います。

――次節に向けて
僕たち9月の3試合で2勝以上というのを掲げていて、まず絶対に勝ちたいっていうところと、毎回失点してしまうので無失点で勝つっていうところを目指して頑張っていきたいです。自分としても右か左かもわからないですし、出られるかどうかもわからないですけど、キャプテンとして練習をもっと質の高いものにしていかないと、次の勝利もないと思うんでまた練習から頑張っていきたいです。

田原智司(環3・静岡学園)

--試合を振り返って
守備陣と協力して守ることができて、普段の練習からみんなで声をかけて意識している部分なので、その練習の成果が出せて良かったです。

--後半特にゴールを攻め込まれる場面が多くありましたが、その点はいかかでしたか
こちらが失点して負けているという状況もあって、こちらが攻撃的になってその裏をつかれるという場面がたしかに多かったんですけど、最後の最後ディフェンス陣も体を張ってくれて、自分と協力して、ある程度守れて良かったと思います。

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