フィギュアの季節が到来した。シーズン初戦となった今大会。女子SP(ショートプログラム)では、ルーキー・佐藤伊吹(政経1=駒場学園)が2位と好発進した。井上千尋(商2=椙山女学園)、大矢里佳(商3=中京大中京)も3、4位につけ、FS(フリースケーティング)へ弾みをつけた。

◆9・20~23 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 ルーキーが躍動した。佐藤にとって、明大の一員として初めて迎えるシーズン。「緊張した」(佐藤)と表情に硬さはあったものの、この日は持ち味である〝安定したスケーティング〟が光った。冒頭の3回転3回転のコンビネーションジャンプを成功させ、上々の滑り出しを見せる。残る2回のジャンプもしっかりと決め「大きなミスなく滑れた」(佐藤)。また、スピンもすべてレベル4の評価を獲得。シニア3年目になり、より総合力の高いスケーティングで観客を魅了した。

 先輩である井上、大矢も順調な滑り出しだ。井上は冒頭のトリプルループが回転不足となるも「落ち着いて演技できた」(井上)とその後はミスなくまとめ上げ、3位に。一方、ケガ明けの一戦となった大矢。8月に復帰したこともあり、不安が残っていた。それでも限られた期間で調整し、見事ノーミスの演技を披露。4位でFSへ勢いをつけた。

 

   東日本選手権への14枠をかけた争いは続く。上位5人に3人が食い込み〝黄金期〟たる層の厚さを見せつけた明大。FSも大きなミスなく演技をまとめ、東日本への切符を勝ち取りたい。

[加川遥稀]

試合後のコメント

大矢

――演技を振り返っていかがですか。

「緊張せずに練習通りできたと思います」

――ケガもありましたが、ここまでどのように仕上げてきましたか。

「ジャンプは回数を飛ぶのが怖かったので、とにかく集中して練習しました」

――FSではどんな演技をしたいですか。

「ジャンプの難易度を下げているので、今の構成でノーミスを目指したいと思っています」

井上

――演技を振り返っていかがですか。

「緊張したのですが、一生懸命練習してきたので、その練習を信じて頑張りました」

――夏季から調子はいかがですか。

「調子は悪くないと思うので、このまま練習の成果を出せたらいいなと思います」

佐藤

――スピードやリンクを大きく使うなどの総合的な部分を課題に挙げていましたが、その点に関してはいかがでしたか。

「先生は前半からスピードが出てたと言ってくれました。自分でも落ちていなかったと思うので良かったです」

――FSでは何が大事になってくるでしょうか。

「SPと同じように思い切って滑るというのが一番大事だと思います。練習では調子が良かったので、ミスしないようにということは考えすぎず、練習通りの滑りができるようにしたいです」

――意気込みをお願いします。

「ノーミスの演技をして、ベストの点数を出したいです」