箸にも棒にもかからなかった。ジュニア選手権初戦の相手はメリハリのついたアタック、ディフェンスが持ち前の帝京大。明治は昨年度、ジュニア選手権を制覇しているだけに期待がかかっていたが、前半から自陣での防戦一方の展開に。後半もその様相は変わらないまま0―61で惨敗。ジュニア選手権連覇へ向け暗雲が漂う結果となった。

◆9・22 関東大学ジュニア選手権(帝京大百草グラウンド)

▼対帝京大ジュニア戦

   明治0{0ー19、0ー42}61帝京大○

  

 終始歯車がかみ合わず、ちぐはぐな展開となった。前半5分、ルーズボールに反応した直後にディフェンスラインが緩む。直後、一瞬のスキをつかれてしまい先制トライを献上してしまう。そのトライを境に、試合は完全に帝京大ペース。その後2トライを許し前半を0―19で折り返す。何とか勢いを取り戻したい後半だったが防戦一方のまま戦況は変わらず。『ゲインラインバトル』をテーマに掲げたジュニア選手権初戦。勝利を挙げ勢いに乗りたい試合だったが「一対一の場面で帝京大の選手に勝てなかった」(安部耕平・法4=大分舞鶴)。敵陣へ進む機会すら多くないまま相手の圧力の前に徐々に点差を広げられてしまう。意地でも1トライがほしい試合終盤、相手のスキをついたライン攻撃で敵陣までゲインするものの痛恨のノックオンで試合終了。最終スコアは0―61と屈辱的な大敗となった。

 試合終了後は監督から厳しい言葉が選手たちに投げかけられた。「チャンピオンになったのはあくまで去年の話。今年もなりたいなら、選手自身がどうしないといけないのかを考えないといけない」(田中澄憲監督)。W杯期間は「チーム層を厚くする」(田中監督)ことを目標の一つとして掲げた明治。春の時点でも課題に上がった「AチームとBチームの差」を改善するためにも重要な一戦だったが、結果は惨敗。Cチームは50―19で快勝しているだけに「メンタルの部分で気落ちしてしまった部分もある」(安部)と反省は尽きない。次戦は東海大との対戦をひかえている。厳しいゲームになることは間違いない。「自分自身にベクトルを向け直すことが大切になってくる」(左フランカー佐藤諒・政経4=国学院久我山)。チームは今後どのような修正をかけてジュニア選手権連覇を狙いに行くのか。これからの奮起に期待したい。

[内山嶺]

試合後のコメント

フッカー松岡賢太(商4=京都成章)

ーー試合の振り返りをお願いします。

 「帝京大はフィジカルが強くて試合前から一対一をやってくるのは分かっていました。試合では帝京大の走り込んでくる攻撃に対応できず、ペナルティーから点を取られることを続けてしまいました。前半は特に、アタックができていなかったです。我慢して相手のミスを誘うこともできたのですが、結局我慢し切れないままに自分たちがペナルティーをもらってしまい、相手のトライにつながってしまったと思います」

佐藤

――試合の振り返りをお願いします。

「自分たちから仕掛ける部分、『ゲインラインバトル』というのがテーマだったのですが、その部分で勝てなかったところが反省です。ハイプレッシャーの中でこっちがクオリティーを求めてできていなかったのでなかなかアタックでも攻めきることができずに相手ボールになってしまうことが多かったです」

――チーム層を厚くする上で、心掛けていることはありますか。

 「チーム一丸となって戦うことがなにより大事だと考えています。今日みたいに4年生がまとめないといけない状態でまとめきることができなかったのは自分の力不足です。点差にもはっきり表れていると思います。まだこれで終わりというわけではないので、自分自身しっかりとベクトルを定めて、次の試合に臨みたいと思います」

安部

――なかなか敵陣に入り込めませんでした。

 「一対一で帝京大の選手にフィジカルで劣っていました。もちろんメンタルの部分で気落ちしてしまってということはありますが、バトルするためのフィジカルが完敗でした。相手がフィジカルのチームということは分かっていましたが、自分たちの強みを出せなかったです。もう一度やり直さないといけないです」