阪神―DeNA24  DeNAに勝利しファンの声援に応える阪神・鳥谷=甲子園【写真提供:共同通信社】


■鳥谷敬(阪神)
○3-0vs横浜DeNA(甲子園)
打撃成績/左安①

 今季限りで阪神を退団することが決まっている鳥谷敬が、今季初めて本拠地でお立ち台に立った。両チーム無得点の5回に代打で登場し、決勝点となる先制の適時打を放った。

首の皮一枚でクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性を残した状況で、今季限りで退団が決まっているベテランがチームを勢い付けた。5回に1死1、2塁の先制の場面で代打・鳥谷が告げられると、スタンドからこの日一番の大歓声が起こった。

「打席に入って、名前をコールされた時にすごい歓声を感じた」という鳥谷は、三遊間をゴロで破る先制タイムリーを放った。「なんとかジョウ(北條)が還ってくれたので、ホッとしたというか、つなげてよかった。声援に後押しされて、いいヒットが打てたと思う」という一打で通算822打点となり、岡田彰布に並ぶ球団歴代4位タイに名前を連ねた。

 試合後、梅野とともにヒーローインタビューを受けた鳥谷は「なかなかこの場所に立つ機会がなかったので、懐かしい感じ」と笑顔を見せた。今季限りでの退団がすでに発表されており、タイガースのユニフォームを着て甲子園で試合するのは残り3試合となった。「プロに入ってからずっとこの球場で育ったし、思い出もたくさんあるので、そういう意味では特別な場所だと思う」と感慨深そうに話した。

 チームはCS進出の可能性をわずかだが残している。鳥谷は「自分たちにできることは(残りの)4試合全部勝つことなので、そこに向けて選手全員で頑張っていきたい」と、最後までチームのために全力を尽くすことを誓った。