秋季リーグ7戦目は日大との対戦。開始直後からのゴールラッシュで主導権をつかむと、その後も流れを渡すことなく9点差をつけホイッスル。ホーム・和泉キャンパスに詰めかけた観客に勝利を届けた。◆8・31~9・28関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡…

 秋季リーグ7戦目は日大との対戦。開始直後からのゴールラッシュで主導権をつかむと、その後も流れを渡すことなく9点差をつけホイッスル。ホーム・和泉キャンパスに詰めかけた観客に勝利を届けた。

◆8・31~9・28関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)

▼9・22 対日大戦(明大和泉体育館)

    ○明大26{13-7、13-10}日大17

 エース・中川翔太(営4=法政二)の雄たけびとともに快進撃の幕が上がった。「自分から盛り上げていきたかった」。開始2分、中川の左腕から生まれた初得点を皮切りに、明大セブンが牙を剥く。得意の速攻プレーを主体に相手陣地に鋭く切り込み、10分までに6点を奪取。春には敗戦を喫した日大相手にスピードで圧倒した。

 折り返して後半、それまで流れに乗っていたからこそ「0―0からのスタートという気持ちで」(中川)。しかしそううまくはいかず「中だるみしてしまった」(山田信也主将・政経4=愛知県私立愛知)。セットプレーからの攻撃機会を決めきれず、一時は3点差まで追い詰められる。コートに悪い雰囲気が漂い始める中、それを打ち払ったのはGK服部晃大(政経3=愛知県私立愛知)だった。後半20分、ディフェンス時の反則で与えてしまった7メートルスローの場面で登場すると「感覚通りに」狙いすまして左足をジャストミート。守護神が流れを断ち切り、この秋4つ目の白星を手にした。

 連勝を飾ったチームの雰囲気はまさに「アゲアゲ」(中川)。攻守の歯車がかみ合い、日体大、中大相手に大敗続きだった先週とは生まれ変わった姿を見せつけた。泣いても笑ってもリーグは残り2戦。現在2位の明大は熾烈(しれつ)な上位争いのまっただ中に居る。「負けるつもりはない」(山田)。強気な心で正念場を突っ走る。

[高野順平]

試合後のコメント

山田

――春は勝てなかったホームゲームでしたが、今試合では勝利を収めました。

    「今日は父母会の方も来てくれて、たくさんの方が応援してくれている中で春は負けてしまったので、そこがほかの場所で負けるよりも悔しかったというのはありました。今日はそこで大差で勝つことができたので、見に来てくれた方に感謝の気持ちを試合で伝えられたと思います」

中川

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

    「今日を入れて残り3試合というところで、絶対に勝ち点取りたいところだったので、今試合取れたっていうのは全員がやるべきことを共有できたからなのかなと思います」


――現在のチームの雰囲気はいかがですか。

    「みんながもうアゲアゲです。個人としては最後のリーグであと2試合なので、自分ができることはやりきってチームの勝利に繋げたらと思います」

服部晃

――リーグも残り2戦、意気込みをお願いします。

 「あと2戦、負けたらベスト4に入るのは厳しくなってくると思うので、インカレまでいい状態で臨めるように絶対勝ちたいと思います」