平成30年度秋季関東大学男子Cブロック対抗戦9月2日~4日 茨城ロイヤルカントリークラブ今大会は例年とは異なり、マッチプレーでのトーナメント形式で行われた。今までのストロークプレーではトータルのスコアで競われていたが、マッチプレーではホール…

平成30年度秋季関東大学男子Cブロック対抗戦

9月2日~4日 茨城ロイヤルカントリークラブ

今大会は例年とは異なり、マッチプレーでのトーナメント形式で行われた。今までのストロークプレーではトータルのスコアで競われていたが、マッチプレーではホールごとの勝敗で競われた。今回の試合では、ダブルス3試合、シングルス6試合が行われた。そして、決勝の相手は今春の入れ替え戦で敗れた強敵東海大、見事春のリベンジと悲願の優勝を果たした。


優勝し選手たちに胴上げされる青木監督

午前中に行われたダブルスでは、1勝2敗で負け越してシングルスで4勝しなければ勝てないという状況まで追い込まれた。しかし、シングルスでは佐久間(文1)、山田(営3)、宮下(文2)、粟山(営4)が勝利し逆転勝ちを果たした。青木監督は試合後のインタビューで「10人全員の実力が上だった。」と述べた。まさに総力戦となった今大会、その中でも最も輝きを放った選手はMVPを取った1年生エースの佐久間だ。


ドライバーを振りぬく佐久間(文1)

佐久間はこの日も唯一ダブルスとシングルスで勝利を挙げている。本人は「ダブルスでは一緒に戦う先輩(鶴田(社4))にも恵まれて思いっきりプレーできた。シングルスでは、応援の方々の力もあって、練習通りプレーできました。」と冷静に振り返っているが、これからBブロックで戦っていく立教にとって彼の活躍は大きな収穫だ。


ホールアウトし抱き合う監督と粟山(営4)、涙と拍手で迎える選手たち

この大会は4年生最後の大会でもあった。この試合の勝利を決めたのは主将・粟山。粟山が最終ホールをホールアウトすると監督と笑顔で抱き合った。しかし、周りの選手たちは感極まり涙を流していた。まさに悲願の優勝を物語っていた。
これからは、Bブロック残留、Aブロック昇格を目指し、立大ゴルフ部の挑戦は続く。

(9月4日渡部広大)

◆コメント◆
青木監督

―優勝した時の率直な感想を
久しぶりなので優勝した時の感覚を忘れかけてた。私監督25年目なんですけど本当にこんなうれしいことはないですね。しかも昨日、今日と接戦だったんでそれだけに凄くうれしいですね。
―今日のメンバー変更の決め手は
他の大学が10人の登録を全部使えずに6人に限定したり8人だったりする中で立教は全部10人使いました。それで、昨日一昨日休ませた部員をフレッシュな状態で使えたという。本当に10人全員が実力が上だった。他大学は9人目、10人目が使えないです。実力差があり過ぎて、でもうちは1人目から10人目まで皆実力一緒なんで、全員使えた。今日の采配に関しては昨日休ませたフレッシュな部員を今日のシングルスに使うことができて、見事ハマって、朝ダブルスを休ませた山田を使って、山田がずいぶん頑張ってくれて。ダブルスに関しても昨日休ませた人を使ったりとか、体力を温存させた人を使えたのは非常に良かったです。10人全員フルに使ったことが勝因じゃないかなと思います。
―MVPの佐久間選手の活躍について
ダークホース的にやってくれると思ってました。当たればでかい一発良いストローク、スコアが出てたので、吉と出るか、凶と出るかというのはあったんですけど、リーグ戦入る前の合宿で調子落としてたんですね。ゴルフの場合はその後上がってくることが多いので、それで上がってきたので佐久間はやるんじゃないかという。試合形式がマッチプレイなので、荒いゴルフ、荒いという言い方は良くないんですけど、出入りが激しいんです。OB一発打った時とかダブルボギーはストロークだと凄く響くんですね。そういった中で彼はマッチプレイ向きだったんですね。それで今日は活躍してくれたと思います。
―Bブロックでの戦いに向けての意気込みを
今回10人中4人4年生が抜けてしまいます。その下にもいっぱい良い選手いますから。春のリーグ戦また長くなるんですね。合宿たくさんあります。私共はタイにも行ったりして選手強化を図ります。中々アスリート選抜も取れませんので、内部にいる、また一般入試で入ってくる選手育てて来年Bブロックで上位を狙って、あわよくばという位置まで。すぐに落ちるのはやはり嫌なので頑張りたいと思います。

粟山選手(営4)
―率直な優勝したお気持ちは
まだ正直実感がわいていないので、素直に優勝できたんだなと思います。後輩たちは4年生最後だからって感じだったんですけど。そうですね、非常にうれしいです。今回4年生が4人メンバーに入ることができて、2人は試合は出ることができなかったんですけど、やはりもう一人4年生になれなかった人もいたので、それも含めて最上級生として今回のリーグ戦を優勝することが最大の目標だったので、それが達成できたのは非常に満足です。
―涙を流されていましたが、やはり感極まるものがあったんですか
17番で自分がホールアウトした瞬間に優勝が決まったみたいで、自分はその時知らなかったんですけど、周りが涙流している人が何人かいて、多分優勝できたんだなと思って18番はしっかりとプレーできました。
―主将として臨んだ試合だと思うんですけど、チームの勝因は何ですか
やはり優勝という目標を掲げて今回茨城ロイヤルに来てくださった応援の方々、現役部員やOBの方々、今回レギュラーになった10人、この日たち全員が一丸となってプレーできたことが今回優勝できた一番の要因だと思います。
―東海に勝てたということは
非常にこれからの自信になっていくと思います。やはり前回の入れ替え戦で負けて今回リベンジを果たすことができたということが今後の自信になると思います。
―次戦からBブロックで戦う後輩たちになにか一言ありますか
今回で自分は引退するので今後はOBとしてこれから4年生となる3年生部員を応援して貢献しようと思います。

佐久間選手(文1)
―優勝した時の気持ちは
4年生が引退で最後なので、最後が主将だったんですけど、すごい感動しましたし、とても優勝することができて先輩に金メダルをかけることができてよかったです。
―今大会を通じて自身の評価は
ダブルスでは一緒に戦う先輩にも恵まれて思いっきりプレーできた。シングルスでは、応援の方々の力もあって、練習通りプレーできました。
―MVPを取ったと思うんですけど、今までより良かったことは
1か月以上前まではドライバーの調子が悪かったんですけど、大会が近づくにつれて日々完成に近づくような手ごたえがあったんでこの大会で結果が出せてよかったです。