先日の「全米オープン」男子シングルス3回戦で、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れた、世界ランキング54位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)が、スペイン地方紙Diario Surのインタ…

先日の「全米オープン」男子シングルス3回戦で、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れた、世界ランキング54位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)が、スペイン地方紙Diario Surのインタビューでメドベージェフについて語った。「今年のメドベージェフは、選手としてのポテンシャルを見せつけたね。次世代選手の中でも一番成熟している選手だと思うよ。彼は競争心とファイティングスピリットに満ちた選手だ」

「メンタル面の強さに関して言えば、同世代の選手で彼の右に出る者はいないだろう。彼は常に安定した心の強さを持っている」

ロペスは、ブーイングの中で苛立ちながらも、勝つことに貪欲にプレーしたメドベージェフをこう称えた。

ロペスはまた、今季の「全米オープン」出場で、71連続のグランドスラム大会出場となることについて聞かれると、「本当に誇らしい記録だと思っているよ。高いレベルで長くプレーを続けている証だからね」

「これだけ長くやってこられたことは、この先も続けていくモチベーションになるよ。だけれど、僕にとっては、デビスカップでの4回の優勝と、友人でもあるマルク・ロペス(スペイン)とペアを組んだ"全仏オープン"のダブルスでの優勝も、すごく大きなことなんだ。もちろん、今年の"ATP500 ロンドン"での2回目の優勝もね」と功績を振り返り、コメントした。

引退の時期については「まだ分からないね。あと数年かな。とにかく高いレベルを維持しながら、1年ごとに楽しんでプレーしていきたいだけなんだ。2020年もツアーには参戦する。そして、肉体的に、そして精神的にどう感じるかを確認してから、具体的に考えていくよ」

今月20日で38歳となるロペス。ATP世界ランキングのトップ100以内では、ロペスより1ヵ月半ほど早い1981年8月8日に生まれたロジャー・フェデラー(スイス)に続き、3番目に年齢の高い選手だ。しかしながら前述のとおり、今年も「ATP500 ロンドン」で優勝するなど、まだまだ力は衰えていない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP500 ロンドン」でのロペス

(Photo by Action Foto Sport/NurPhoto via Getty Images)