10月のインカレへ準備は万全だ。女子団体は昨年度に続いて完全優勝を達成し、男子団体は7月の日本学生選抜から連続の2位。男女とも上位に進出し、実りの秋を迎えた。

◆9・12~15 関東学生秋季大会(長瀞射撃場)

▼女子総合

 明大――1位

▼男子総合

 明大――2位

 女王は今大会も健在だ。昨年度、2位の日大に1点差で競り勝った女子団体。今年度は40点以上の差をつけ完全優勝を果たした。これで昨年度の秋関から4試合で3度の完全優勝。絶対的女王のスローガンは〝自分のいつも通りの射撃を〟。勝利へのこだわりを強く持つよりも、それぞれが自己ベストの更新を目指すことが強さの秘訣だ。「3、4年生がサポートしてくれて、雰囲気がとても良い」(佐々木琉杏・農2=北海道科学大)。個の実力を伸ばす明大のチームワークの良さは、女王の座をさらに確固たるものにしている。

 偶然は必然へと変わった。日本学生選抜での2位から順位を維持した男子団体。しかし今大会の〝2位〟は選抜とは明らかに内容が違った。選抜では「正直棚ぼただった」(髙田裕介・政経3=到遠館)と、総合点数でわずかに東洋大を上回り2位。しかし今大会は3位の中大に20点以上の差をつけてみせ、つかみ取った〝2位〟。自信のつく結果を残した。

 集大成のインカレは来月に迫っている。黄金期を迎えている女子団体の総合優勝は期待大だ。3年ぶりの優勝を狙う男子団体のカギは、王者・日大と互角に戦えるかどうか。「全員点数5点アップ」(髙田)により王者と競り合いたい。今大会も100点近い差をつけられている日大はまだ目標だが、インカレでは王座を脅かす存在へ。悲願のアベック優勝を射止めるのは、明大だ。

[前田彩貴]

試合後のコメント

佐藤綾乃主将(法4=盛岡二)

――女子は2年連続の完全優勝です。

 「女子は昨年度の秋関から選抜を除いて完全優勝できています。本当に頑張ってくれています。みんな頑張っているのは分かっているので、私は頑張れとは言わず『自分のいつも通りの射撃を』とミーティングで言っています。その時のベストを毎回出してくれていて、良いレギュラーを選んだと思います」

――来月のインカレに向けて意気込みをお願いします。

 「女子はこのまま良い波に乗って、インカレまではそれぞれ点数を伸ばせるようにそれぞれ頑張ってほしいです。男子は3位や4位が続いていたのですが、今回2位に順位を上げられたので、少しずつですが確実に成長していると感じます。インカレの優勝は男女総合優勝なので、残り少ないのですが、インカレまでに挟まる国体も使って試合に慣れていくことが大事だと思います」

浅井優汰(法3=竜ケ崎一)

――7月の日本学生選抜大会から連続の2位です。

 「選抜でAR(エアライフル)、SBR(スモールボアライフル)両方とも3位で総合2位ということができるんだという気づきが夏もっとやろうというきっかけになりました。選抜から点数がすごく上がっているので、インカレにつながる重みのある2位になりました」

髙田

――女子総合が完全優勝しました。

 「身近である上で本当に尊敬に値する存在です。良いライバルでもあって切磋琢磨していければ良いです。ただもう根本的に強さが桁違いに違うので。自分たちが必死で頑張って出した得点を軽々越えていくので不思議ですね(笑)。サポートも受けつつ、男子も上がっているので、女子の力も借りつつ頑張ります」

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「男子の目標は全員点数5点アップです。自分たちは主将が決めた目標に向かってただ進むだけという思いです。打倒日大です。AR(エアライフル)の男子が下級生なんですけど、どこまで粘ってくれるかだと思います。なんとかアベック優勝できればという思いはあります。個人的には来年度自分が主将になるので、来年度に向けてとても大事な大会になると思います」

佐々木

――今大会の収穫と課題を教えてください。

 「気づきが多くありました。これまで自分は撃っている時に1人で悩んでしまい、ネガティブな感情になってしまうことが多かったです。今大会で笑顔をつくると力が抜けるということを周りが教えてくれて、リラックスして撃つことができるようになりました。プレッシャーを感じすぎず、自分の射撃をどれだけ発揮できるかが大事だと思いました」