ホッケーの秋が始まった。初戦の相手は駿河台大。2020年の東京オリンピックのために新設された大井ホッケー競技場での初試合ともなった初陣は5―2で勝利を飾った。 試合開始3分。エース・FW太田陸登(理工4=今市)の一発で幕が開けるとFW大森…

 ホッケーの秋が始まった。初戦の相手は駿河台大。2020年の東京オリンピックのために新設された大井ホッケー競技場での初試合ともなった初陣は5―2で勝利を飾った。

 試合開始3分。エース・FW太田陸登(理工4=今市)の一発で幕が開けるとFW大森行洋(商1=伊吹)が続き、第1Qで2点を先制。「いいテンポで2点取れた」(MF舘亮佑主将・政経4=丹生)と上々の立ち上がりを見せた。さらに序盤からの頻繁な選手交代で大森をはじめベンチメンバーも多数出場。慣れないグラウンドでの試合となったが、多くのメンバーがゲームを経験し、2失点にまとめた。

 白星発進にも課題の見つかる一戦となった。「7割くらいの出来」と小池文彦監督。第3Qでは、終始ボールをキープするも「DF陣がかみ合わなかった」(DF古川裕大・政経2=伊万里商)。攻撃の起点をつくれずシュート数はゼロ。「練習でのズレを修正しきれていなかった」(古川)とミスを引きずる内容となった。守備面でも第2QにPC(ペナルティーコーナー)での失敗からカウンターを受け、失点。8月は国体の影響から全体練習の時間が十分に確保できず、連携の部分で反省点を残した。

 次戦の相手は法大を破り、勢いに乗る慶大。これまでの対戦では相性の良い相手だが「自分たちはチャレンジャー。勢いに負けることなく力を出したい」(舘)と油断はない。DF陣をはじめ、課題を克服し、全勝でプール通過を目指す。

[中野拓土]

試合後のコメント

小池監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「出来は悪かったです。得点が2点止まりで、前半にもう1点取れていたら楽な展開になったと思います。初戦の緊張感でリズムが作りにくくなってしまいました。最後は3点差を付けられましたけど、前半のうちにあのような展開にしたかったです」

――今日のフィールドの感触はどうでしたか。

 「走っていて疲れやすいコートかなと思いました。八幡山とはバウンドの感覚が違います。ボールが進まないなどドリブルするときとかには少しやりづらさはありました」

――初戦に向けてはどのような準備をしてきましたか。

 「徹底するということをこれまで取り組んできました。セカンドに入ること、球際を強くすることなどを徹底していて、要所では出ていたかなと思います」

太田

――第1Qで2点と入りは良かったように思います。

 「1点目と2点目がすぐに入って、試合の入りとしてはスムーズで良かったです。ただ逆にディフェンスが甘くなってしまったのが課題で、そこで追加点を入れるか、失点をしないということをやっていかないと後味の悪い試合になってしまうなと思います」

古川

――次戦への意気込みをお願いします。

 「慶大はガッツがあって気持ちでくる場面が多くて、法大にも勝って勢いに乗っているのでそこをしっかり抑えて攻撃につなげていければいいなと思います」