秋季リーグ第1戦、相手は春季リーグで惨敗を喫した早大。第1、第2シングルスを落とすも、勝負の第1ダブルスを酒井健登主将(政経4=埼玉栄)・仁平澄也(政経3=埼玉栄)組が競り勝った。しかし第3シングルスを僅差で落とし、開幕戦は黒星スタートと…

 秋季リーグ第1戦、相手は春季リーグで惨敗を喫した早大。第1、第2シングルスを落とすも、勝負の第1ダブルスを酒井健登主将(政経4=埼玉栄)・仁平澄也(政経3=埼玉栄)組が競り勝った。しかし第3シングルスを僅差で落とし、開幕戦は黒星スタートとなった。

◆9・14〜22 関東大学秋季1部リーグ戦(日体大米本記念体育館)

▼男子

農口●0―2吉村

池田●1―2渡辺

酒井・仁平澄組○2―1小野寺・友金組

筑後・川端組○2―0浅原・吉村組

仁平澄●1―2小野寺

 チームの危機を救った。第1、2シングルスを落とし、追い詰められた第1ダブルスの酒井・仁平澄組。「後がない試合は何度も経験している」(酒井主将)と、プレッシャーを感じることなく臨んだ。1ゲーム目を落としたものの、2ゲーム目では相手のミスから主導権を握り21―15で奪取。3ゲーム目も中盤に流れを引き寄せ21―19で制した。

 勝負の行方は第3シングルスへ。ジュースに持ち込み23―21で1ゲーム目を制した仁平澄。だが2ゲーム目では序盤から8点差をつけられ、追いつくことができずに16―21でゲームを落とした。「勝敗を意識しないようにした」(仁平澄)という3ゲーム目。序盤5点リードされたが中盤、自分の持ち味を十分に発揮し17―17の同点にまで巻き返す。しかし最終盤、「雰囲気にのまれてしまった」(仁平澄)と相手の猛攻によって一歩及ばず18―21で破れた。

 春に惨敗し、強敵である早大。しかし、主力メンバーである大林、緑川を欠いており明大にとっては絶好の勝機だった。それだけに勝ち切ることができなかったのは「甘さが出た」(酒井主将)。チームとして非常に悔いが残るリーグ初戦となった。「目標は優勝。残りの試合で全部勝てるように頑張りたい」(酒井主将)。1部リーグ優勝を果たすべく、敗戦を糧に次戦へ挑む。

[下神大生]

試合後のコメント

酒井主将

――主将としての振り返りをお願いします。

 「今日勝てなかったことがまずチームとして情けないなと思いました。勝てなかったのは自分のせいなのかなと。今までの練習の取り組み方や練習の雰囲気がよくも悪くも締まっていなかったかもしれないのが、自分のせいなのかなと感じました」

――個人として試合の振り返りをお願いします。

 「勝たないといけないという立場で勝てたことは良かったと思います。ただ、内容としてはまだまだかなと思います」

仁平澄

――第3シングルスを振り返っての感想をお願いします。

 「2-2の大事な場面に回ってきて、任されて勝てなかったのがダメだなと思います。今の明治はシングルが1本でも取れればだいぶ楽になると思っているので、そこで自分が出ているからには取りたかったです」

――次戦への意気込みをお願いします。

 「シングル負けてしまったので、明日以降出る機会があれば、そこは必ずみんな2本とって、チームの勝利に繋げるよう頑張りたいと思います」

川端直人(商2=埼玉栄)

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「劣勢というかところどころリードされることもあったんですけど、我慢し切れて2―0で勝てました。サーブ周りとかもしぶとくできたのでそこが勝因だと思います」