上位校同士の対戦となった4日目。中大に4―3で競り勝ったものの、専大に3ー4で惜しくも敗戦。5季連続優勝を狙ったが、専大に優勝を譲ることとなった。◆9・4〜13 関東学生秋季1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼9・12 対中大戦・対専大戦(…

 上位校同士の対戦となった4日目。中大に4―3で競り勝ったものの、専大に3ー4で惜しくも敗戦。5季連続優勝を狙ったが、専大に優勝を譲ることとなった。

◆9・4〜13 関東学生秋季1部リーグ戦(所沢市民体育館他)

▼9・12 対中大戦・対専大戦(所沢市民体育館)

◯明大4―3中大

 明大3―4専大◯

 春夏連覇はかなわなかった。全勝対決となった第6戦の専大戦。チームカウント3ー1から巻き返され、4季続けた優勝を譲った。それでも、またも7番手を託された菅沼湧輝(営2=大阪桐蔭)は大健闘。2ゲームを落とし、勝利が絶望的の時も「絶対に勝ちたい」。フォアハンドで押し込む攻めのプレーで、ゲームカウント2―2と振り出しに。最終ゲームはあと一つが取り切れず15―17で敗れたものの、6回ものジュースで最後まで粘り続けた。全勝優勝へ気持ちを切らさなかった菅沼のプレーは、大熱戦の幕切れにふさわしかった。

 「菅沼には何回も助けられているから信じよう」。3番手で白星を挙げていた西康洋(商2=明徳義塾)は、そうベンチから見守っていた。リーグ戦では勝敗の決する局面での出番が多い2人。中大戦で7番手を任されたのも西だ。「みんなの頑張りに応えたい」とゲームカウント3―1で快勝し、チームを勝利へ導いた。「普段からお互い高め合うために話し合ったりしている」(菅沼)。最高の仲間であり、良きライバル。重圧にもひるまず、何度も窮地を救ってきた2人の強さは、この頼もしい互いの存在にある。

  優勝は逃したものの、まだ最終戦・早大との対戦が残っている。4年生にとっては最後のリーグ戦。「勝たないといけない責任がある」(菅沼)。どんなときも、声援を送ってくれた4年生へ。最後まで全力のプレーで応える。

[福田夏希]

試合後のコメント

菅沼

――惜しくも専大に敗れました。

 「素直にめちゃくちゃ悔しいです。専大に勝てば、自分が勝てば優勝に近づいてたんですけど、負けは負けなので。切り替えて明日の早大戦に備えたいです」

――先に2ゲームを取られてから挽回しました。

 「絶対に勝ちたいという気持ちがすごく強くて、その気持ちを全面に出してプレーした結果、2ゲーム追い付けました」

西

――2試合ともに激闘でした。

 「昨日も負けていて落ち込んでいた部分はあったんですけど、やっぱりその自分が次の日まで引きずって、チームに迷惑かけるのは一番やってはいけないことだと思っていました。自分の7番に回ってくるまで、同期や先輩がすごく良い試合をしていて、自分がみっともない試合はできないと思って、最後まで頑張りました」

――最終戦はどんな試合をしたいですか。

 「今日はいい試合できたし、今年の春は自分が負けて早大戦で窮地になってしまったので、出る責任などを含めて最後まで頑張りたいと思います」