9日、ソフトバンク-ロッテ ヤフオクドーム。ロッテ井口資仁監督が4回のソフトバンクの攻撃中に退場となった。1死一塁、ロッ…
9日、ソフトバンク-ロッテ ヤフオクドーム。
ロッテ井口資仁監督が4回のソフトバンクの攻撃中に退場となった。
1死一塁、ロッテ二木投手がソフトバンクのグラシアル選手に死球を与えた。
その際グラシアル選手がスイングしていたように見えたため、井口監督が嶋田球審に詰め寄り抗議をした。
すると球審は退場を宣告した。
この一連の退場に関して、ルール的観点で説明しよう。
まずハーフスイングに関する判定に対しての抗議は許されていない。このことは野球規則書(ルールブック)の8.02(c)【原注2】に明記されている。
このルールを簡単に説明すると、異議を唱えるためにダッグアウト(ベンチ)を出れば警告が発せられる。この警告にも関わらずにダッグアウト(ベンチ)に戻らなければ、暴言や侮辱行為がなくても退場となる。
映像を見た方ならわかると思うが、嶋田球審はロッテ井口監督に対して何度か警告を発している。
その警告にも関わらず、抗議を続けていたために退場になったと推測される。
なので嶋田球審は「禁止行為で退場します」と言ったのだ。
真剣勝負をしているからこそ、時に判定に対して熱くなることもある。しかし機械導入が加速すれば、このように熱くなることも少なくなり、野球のみならずスポーツにとっての楽しみが1つ失われるのではないだろうか?
野球のルールは奥が深いため、まだまだ知らないルールは数多くあると思う。日本が名実ともに世界一になるためにも、また新しい野球の面白さを発見するためにも、これからもルールの解説をしていこうと思う。
文:元プロ野球審判 坂井遼太郎