頂点には届かなかった。2日目を終え、総合4位で迎えたインカレ最終日。100メートル背泳ぎでは重見和秀主将(政経4=明大中野)が3位で初の表彰台入りを果たした。猛攻見せるも100メートル自由形、800メートルフリーリレー共に得意の自由形の部門で日大に敗れ、結果は総合2位。悲願の5連覇とはならなかった。

◆9・6〜8 日本学生選手権(東京辰巳国際水泳場)

▼男子1500メートル自由形

7位 松本 15分43秒09

▼男子400メートル個人メドレー

5位 本庄 4分18秒28

▼男子100メートル自由形

2位 溝畑 49秒10

▼男子100メートル背泳ぎ

3位 重見 55秒64

4位 中西 55秒72

▼男子800メートルフリーリレー

2位 吉田・溝畑・辰巳・井元 7分18秒99

▼総合順位

1位 日大   432点

2位 明大  318.5点

3位 近大   303点

4位 中央大  291点 

5位 中京大 229点

6位 早大  220点

7位 東洋大 208点

8位 日体大 198点

 最後に〝魅せた〟のは主将の頼もしい姿だった。自己ベストを更新し、1位通過で決勝に進出した重見。決勝レースの入場の際、仲間とハイタッチをすると「みんなの顔を見たら涙ぐみました」(重見)。普段はあまり表情に出さない主将の涙にもらい泣きするチームメイトの姿も。レース直前には何度もうなずく仕草をし「やってきたことは間違いじゃない」と自分に言い聞かせた。迎えた決勝レースでは50メートルを1位で折り返し、最後は粘りの泳ぎで見事3位の表彰台入り。「本当にかっこいい主将だった」(吉田冬優・政経4=淑徳巣鴨)。水泳生活ラストレースを最高の形で締めくくった。

 3日間を終え、総合得点では日大に遠く及ばず、2位という結果に終わった今年度のインカレ。しかし、今回のインカレでは重見や200メートル自由形で優勝を果たした吉田を中心とした4年生が大活躍。最終学年としてさまざまな重荷やプレッシャーを抱えながらも、仲間の声援を一身に背負い結果を残していく姿は多くの感動を与えてくれた。「過去の中で1番のチーム」(重見)。そう答えた主将の顔も実に晴れやかな表情だった。 

[岩田純]

試合後のコメント

佐野秀匡監督

――インカレを振り返っていかがでしたか。

 「総合優勝を目指してやってきたから、残念は残念です。でも、1人1人が総合優勝をしたいという気持ちを前面にぶつけてレースをしていたし、最後の最後まで諦めないで、出し切って戦い、ベストもたくさん出してくれたので、素晴らしいチームだったと思います。ただ日大がすごかっただけで、明治大学としては本当に最高の出来だと思います」

――活躍した選手にかける言葉はありますか。

 「僕が思っている以上に成長してくれたチームですし、学生の力はあらためてすごいと感じたのでありがとうと言いたいです」

重見

――インカレの自己評価をお願いします。

 「120点です」

――水泳生活には満足できましたか。

 「そうですね。高校時代はインハイに出る程度でしたけど、表彰台に上るまで育ててくれた明治大学水泳部には感謝でいっぱいです」

吉田

――大学水泳生活を振り返っていかがですか。

 「本当に特別だったと思います。チームのみんなで結果を出して、結果を出した人と喜び合えるのがうれしくて感動しました」

――悔いはありませんか。

 「一切ありません」