1戦目とは見違える姿を見せた。東洋大との1回戦目は白熱したシーソーゲームを繰り広げる。しかし勝負所で足が動かず62―75で敗北。 一転、2回戦目は徹底されたディフェンスとリバウンドで相手の攻撃を封じる。86―58と大差で3つ目の白星を重ね…

 1戦目とは見違える姿を見せた。東洋大との1回戦目は白熱したシーソーゲームを繰り広げる。しかし勝負所で足が動かず62―75で敗北。 一転、2回戦目は徹底されたディフェンスとリバウンドで相手の攻撃を封じる。86―58と大差で3つ目の白星を重ねた。

◆8・31~10・27 第69回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)

▼9・7 対東洋大1回戦(東女体大体育館)

明大62{17―19、20―19、17―12、8―25}75東洋大◯ 

▼9・8 対東洋大2回戦(東女体大体育館)

◯明大86{24―17、18―12、22―14、22―15}58東洋大

 1回戦目のスターターはG小野尾梨紗主将(文4=昭和学院)、G稲葉窓華(政経3=下妻第一)、F坂本真祐(情コミ4=山村学園)、C洲崎志織(理工3=正智深谷)、C横田ゆき(法1=市ヶ尾)。

 2回戦目も同スターター。

 一瞬たりとも流れを譲らなかった。1回戦目は相手の外からのシュートへの対応が遅れ、簡単に3Pシュートを打たれてしまった。そこで、2回戦目はピック時のダブルチームとローテーションからのカバーをより強固に。相手のやりたいプレーを許さない堅固な守備で圧倒した。さらに、リバウンドでも封じ込んだ。ディフェンスリバウンドを死守することでセカンドチャンスを与えず。その分、攻撃回数を伸ばし得点を重ねていった。「ディフェンスからオフェンスの流れを作るチームを目指してきた」(小野尾)。目標としてきたバスケを体現させ、リベンジを果たした。

 修正力の高さが勝利のカギだ。初戦の明学大も東洋大も今年度から2部Bブロックに昇格。そのため「スカウティングするビデオが全然なくて、どのように攻めてくるか分からなかった」(小野尾)。両チームとも1回戦目は手探り状態での試合となり大混戦。しかし、2回戦目はその反省を惜しみなく力に変えた。1回戦目のビデオを確認し「気づいたことがあったら共有して意見を出し合った」(小野尾)。客観的に見直すことで、チームの課題を全員が認識。その結果、課題として挙がったリバウンドは2回戦目でトータル数を22から51へと格段に伸ばした。課題への徹底的な意識が苦戦から快勝へとつながった。

 昇格のためにはこれ以上負けられない。次戦の相手は大東大。チーム全体の約5割の得点を挙げる絶対的エース・内藤に対し「1人だけではなく全員でカバーしながら守る」(洲崎)。全員バスケで連勝をもぎ取りたい。

[大橋未来]

試合後のコメント

1回戦目

横田

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

「大事な場面で相手にオフェンスリバウンドを取られてしまったので、そこは明日気をつけて押さえ込んで、ディフェンスから流れを作っていけるようにしたいです」

佐藤

――明日の試合に向けて意気込みをお願いします。

 「今日やられたように東洋大の雰囲気ではなく、コートの外からでも中からでも会場全体を明大の雰囲気にできれば、もっと良くなると思います」

2回戦目

洲崎

――今日はリバウンドがよく取れていました。

 「リバウンドが取れるとオフェンスも気持ちよくシュートが打てるので、少し余裕ができたのかなと思います。今日シュートが入ったのもリバウンドがいるという安心感もあったからだと思うので、全員で意識してリバウンドに飛び込めたのかなと思います」

――大東大戦への意気込みをお願いします。

「次の試合も明治らしいディフェンスで自分たちのリズムを作っていける様に頑張っていきたいです」