三井不動産のオフィスビル事業では、社会的に働き方の多様化が求められているなか、誰もが自分のカラーを活かして働けるよう、「COLORFUL WORK PROJECT」をスローガンに様々な取り組みを行ってる。その取り組みの一環として2日、『三井…

三井不動産のオフィスビル事業では、社会的に働き方の多様化が求められているなか、誰もが自分のカラーを活かして働けるよう、「COLORFUL WORK PROJECT」をスローガンに様々な取り組みを行ってる。

その取り組みの一環として2日、『三井のオフィス』で働くワーカーの皆さんが仕事終わりに「スポーツクライミング」を体験し、日本を代表するプロクライマー・野口啓代選手、野中生萌選手と一緒にクライミングの技術を高める、一夜限りのスペシャルイベントが開催された。イベントタイトルは、その名も!

『三井のオフィス』スポーツナイト for TOKYO 2020~SPORT CLIMBING ~

東京・千代田区のクライミングジム「B-PUMP TOKYO秋葉原」で開催されたスペシャルイベントには、およそ100名の参加者が集い、大盛況。平日夜のスポーツ体験とワーカーたちのリフレッシュタイムが融合し、スポーツクライミングの魅力を体感した。

イベントの冒頭、野口選手からはクライミングの魅力について、ワーカーたちにメッセージが贈られた。

「まずは自分が登れる簡単な課題から見つけて、完登した達成感を味わってほしいですね!(野口啓代選手)」

野中生萌選手は、今夏開催された大会について振り返り、意気込みを語ってくれた。

「世界選手権、終わってみれば4位入賞することができて少しホッとしている反面、まだまだ大会は続いていきますので、もっともっと調子をあげていきたいなと思います。来年のコンバインドジャパンカップに向けて、頑張っていきたいと思います」

ワーカー達へのお手本や基本動作として、野口選手や野中選手が壁に挑む様子は、圧巻の技術。プロクライマーが壁に手や足をかける瞬間には「おー!」「すごい!」といった歓声や拍手が上がっていた。

プロクライマー野口選手もお手本を披露

2020年東京オリンピックで正式種目となった「スポーツクライミング」。このイベントはワールドクラスのゲスト2選手を招き、プロの技術を間近で学びながら、実際にワーカーたちもクライミンを競技体験できる一夜限りのイベント。

初心者の方から経験者まで多くのワーカーが楽しんだプログラム、会場には8月の世界選手権で東京五輪への出場内定を獲得した野口啓代選手とスピードを得意とする野中生萌(みほう)選手も訪れ、豪華なレッスン風景もプレミア感に華を添えた。

野中生萌選手も参加者達のクライミングサポートに登場

クライミングで汗を流した後は、スポーツやビジネスの交流を深める機会としても活用された。

さらに今回は、初の試みとして「スポーツナイト」をテーマに、仕事終わりのワーカーたちのリフレッシュを目的に平日夜に開催。インスタ映えするようなキラキラしたフルーツやドリンク、ラップサンドといったお洒落なフードを片手に、本格的なDJブースが設置されたジムで、五輪新種目の「スポーツクライミング」にトライ。

この新しいワーカー向けの取り組みが考案したのは、なんと三井のオフィスに働くワーカー達のアイディアからなのだとか。

「そうなんです。私たちも初めての取り組みなんで、こうして多くの方にお集まり頂き嬉しいです(滝本さん)」

笑顔で受付エリアの様子を見守っていたのは、三井不動産株式会社の滝本さん。スポーツブルが急遽取材を申し入れたところ快諾頂き、ワーカーたちが創り上げたスポーツナイトについて話してくれた。

「もともとは、若いスタッフからの声から色々な企画がうまれたんですよね」

スポーツナイトイベントの様子を見守る滝本さん

滝本さんのお話によると、誰でも参加できる空間作りを目指したそう。平日の夜にオフィスで働いた後、職場の仲間と飲みに行くような感覚で、気軽にジムへ来てもらえるような、ワーカーたちの平日夜の時間帯に着目。

そのコンセプトを軸に、1日の終わりにリフレッシュとしてスポーツの時間を楽しめるよう、職場の仲間とも移動しやすい都心部のクライミングジムでの平日開催にもトライ。そのアイディアのなかで、3つの共通点が1本の柱となり、スポーツナイトのイベント企画はトントン拍子で進んだらしい。

「偶然ですが三井のオフィスとワーカーたちを繋ぐ、3つの共通点があったんです」

野口選手にスポーツクライミングを学んだ参加者

3つの共通点は、2020年へ向け盛り上がる「五輪」、若いスタッフが着目した「新種目」、誰もがやってみたいと興味を持つ競技「クライミング」だった。さらに、スポーツクライミングは、三井不動産も応援やサポートに力を入れている競技の一つだったことも、スポーツナイトイベント実現への後押しとなった。

滝本さんは、スポーツナイトの開催直前にこんな話も教えてくれた。

「我々自身もオフィスワーカーですので、同じワーカーの我々が企画するイベントを一緒に楽しんでほしいですね」

今回は、スポーツだけでなく飲食や音楽を融合させて、ワーカーのための心地いい空間を目指した。

「スポーツナイトを楽しんで頂ければ嬉しい。三井のオフィスを利用してもらっている感謝の想いも表現したいです」

「今後とも「三井のオフィス」では、単に働く場所としての価値提供だけでなく、働く皆様が様々なOn Time/Off Timeが過ごせるような、“新しい生活”の場の提供をしてまいりたいと思っています。」

スポーツとエンタメが融合し、男女年齢問わず初心者でも参加しやすい空間作りは、三井のオフィスで働くワーカー達に大好評。滝本さんの想いと運営スタッフ、参加者、発案者、すべての人たちが創り上げた『三井のオフィス』スポーツナイト for TOKYO 2020~SPORT CLIMBING ~は、沢山の人達の笑顔の輪が広がり、幕を閉じた。

取材・文 / スポーツブル編集部

写真協力 / スタジオアウパ 

オリジナルのレモネード風ドリンクで乾杯シーンも笑顔の輪